2018 年 11 月 5 日

アニメーション文化学科も大学祭に出店!

11月3日4日、学園祭が開催されました。

伊賀祭全景

学園祭といえば模擬店が賑やかですが、アニメーション文化学科からは2年生を中心に「プチパンケーキ」とグッズ販売を行いました。準備にも余念がありません。

アニメ模擬店

美味しそうに焼けていました。メレンゲから作る本格派です。

アニメ模擬店1

グッズもチラシも手描きが冴えていますね。

アニメ模擬店2

すでに来年に向けて作戦会議が始まっているらしい。
(M)

2018 年 10 月 31 日

ゲームジャム高梁2018&からくり装置作りワークショップの2日間!

10月27日、28日は、順正学園国際交流会館多目的ホールで、ゲームジャム高梁2018とからくり装置作りワークショップが開催されました!

4年目を迎えたゲームジャム高梁は、岡山市内の多数の専門学校生や、岡山や近県在住のプロ・アマのゲーム開発者・エンジニアなど30名の参加を得て、にぎやかに開催されました。本学は会場&宿泊施設の提供に加え、アニメーション文化学部教員がスタッフに加わり、学部を横断して多数のボランティア学生がこのイベントを支えます。

ゲームジャムは、2000年代アメリカで始まったイベントで、ゲーム開発者やゲーム開発を希望する人々が週末などに集まり、即席のチームで短期間で集中的にゲームを開発し、そのゲームの出来栄えを競う「お祭り」です。ゲーム開発を希望する人が現役のゲーム開発者とともに、実際のゲームの企画・開発・プレゼン・公開までを経験することで、非常に高い教育的効果があるとされています。

専門学校の皆さんは学校で勉強した内容の総仕上げとしてゲームジャムに参加しています。ゲームジャムは、若い学生がゲーム開発者といっしょにゲームを開発し、開発を実体験する実践的な教育の場として始まりましたが、高梁ゲームジャムもその役割を十分以上に果たし始めているようです。

また、OECDその他が21世紀に必要とされる能力(コンピテンス)やスキルを定義する中で、デジタル技術を介して多様な人々と協力して物事を成し遂げる力を重要視するようになっています。その場に集まった人と協力し、デジタル技術を駆使して、おもしろいゲームの完成という一つの目標に向けて努力するゲームジャムは、デジタル技術を中核とするとされる「21世紀型スキル」や「キーコンピテンシー」といわれる現代に必要とされる能力(非認知的能力)の実践的トレーニングの場としても重要な役割をもっているかもしれません。

今年は30人の開発者が5チームに分けられ、ゲームジャムのテーマ「つながる」をキーワードにそれぞれゲームに取り組みました。7月の西日本豪雨災害、高梁も大きな被害を受けた地域がありました。この災害と復興活動の中であらためて「つながり」の大切さを痛感したことから、「つながる」をテーマにしたとのことです。

1日目はチームで企画を練って、夕方に企画発表。そこから開発をはじめ、2日目午前11時にはアルファ版の提供、そこからブラッシュアップして、午後3時にはβ版、そこからテストプレイをして午後4時に完成と30時間でゲームを作り上げます。

game_planning
1日目始まったばかりの開発の様子。大きな模造紙に、アイデアを書いた付箋紙を貼り付けて、議論しながら企画をまとめていきます。

game_development1日目午後からはコーディングやお絵描きなど企画の具体化、そして開発が始まります。

1日目夕方からプログラミングとアートワークが本格化するので、1日目夜が開発の佳境です。筆者も会場に一晩中つきそいましたが、会場の明かりが消えた夜中3時過ぎまで開発は途切れることなく続きました。翌朝8時に筆者が目を覚ました時には、もう開発を始めている人々の姿がありました。30時間でゲームをつくるのはなかなかたいへんです。

Concent
2日目α版の発表の様子。これはチームEの「走れ!コンセント君」の発表。

集中して取り組むゲーム開発中の楽しみの一つは、ごはんや軽食。実は!高梁ゲームジャムは、ごはん&軽食の充実したゲームジャムとして、西日本のゲーム開発者にはだんだんと有名になっているようです。これは、地元の方々や本学、協賛企業の後援とクリエイティブシティ高梁推進協議会の石井聡美さん(高梁市会議員でもあります)のご尽力の賜物。毎年工夫を凝らしたごはんや軽食、後援企業のKlabさんのエナジードリンクなどが提供されるので、参加者の皆さんも楽しみにしています。

今年は、中華バイキングと若者にうれしい揚げ物たっぷりのカレーライスのお昼ご飯と、石井さん手作りのサラダ付きの朝ごはん。おやつには、シフォンケーキと高梁のぶどう、高梁産の茶葉を使った高梁紅茶も提供されました。石井さんによると、充実したごはんや軽食を今後も実現するため、スポンサーも募集中!とのことでした。

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1日目のおやつのシフォンケーキと高梁のぶどう。シフォンケーキはホイップクリームを使って自分でデコレーション。

お昼ご飯の中華とカレーのバイキングは、市内の飲食店(中華料理の秘苑、カレーの吉田屋)からのケータリングを注文。モリモリ食べて地域の経済復興にも(ちょーっとだけですが)貢献したゲームジャムでした。

閉会式で、井上博明ゲームジャム高梁2018実行委員長(吉備国際大学アニメーション文化学部教授)は「どれも特色があって、順位をつげがたいおもしろい作品が集まった。みなさんに賞を差し上げたいところだ」と講評。5作品ともにユニークな作品が集まりました(詳細は、ゲームジャム高梁2018のホームページ参照)。

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井上博明ゲームジャム高梁2018実行委員長(吉備国際大学アニメーション文化学部教授)と石井聡美さん(クリエイティブシティ高梁推進協議会)

高梁賞は「ツナガル」(チームC)の「PITTANKO TAKAHASHI」、幕末の財政家・学者の山田方谷にちなんだ方谷賞はチームEの「走れ!コンセント君」、順正女学校を設立し岡山の女子教育と社会福祉の先駆けとなった福西志計子にちなんだ「福西賞」は「EATME」(チームB)の「Be Eaten!」が受賞しました。

「PITTANKO TAKAHASHI」は、高梁市にちなんださまざまなもの--B級グルメのインディアントマト焼きそばや高梁の市章、ピオーネ、松茸、郷土の偉人・山田方谷などが画面上から落ちてくるので、これをうまく積み上げて高く積んだほうが勝ちという対戦型ゲーム。操作は1つのキーだけで簡単だけど、謎の物理法則が働いてなかなか思うように積み上げられず苦労するのでハマるおもしろさがあります。また、「あー、そうか、これ高梁のアレかー」というアレや、チーム名にちなんだ「ツナ缶」やツナ缶好きのネコなど微妙に関係ないようなもの、「このかわいいキャラはどうして高梁なの?」というドット絵のキャラ、「これは、いったい何?」というものが落ちてきたりと、ドット絵のアートワークも楽しんでみてください。

PITTANKO
会場では完成したゲームをテストプレイできる。これは、「PITTANKO TAKAHASHI」のテストプレイの様子。高梁にちなんだ謎の物体がどんどん積みあがる。

「走れ!コンセント君」は、かわいいコンセント君とコンセント君の「子」を操作して、家電製品のプラグをつなぎながら謎を解いていく推理ゲーム。「あー、この世界はこういうルールなのかー」という発見も楽しく、謎やギミックを作りこんでいくことでどんどんステージができる発展性を感じさせました。

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「走れ!コンセント君」をテストプレイしているところ。扇風機に子コンセントをつないで、ぶわーっと空に舞い上がるのはちょっと快感。

「Be Eaten!」は、食う・食われる関係をたどっていくことで、食物連鎖の頂点にたどり着くことを目指すゲーム。ところが、一般的に食物連鎖というと、大きい動物が小さな動物を食うというイメージですが、このゲームは小さな動物が大きな動物に食われると、その大きな動物を乗っ取ってしまい、どんどん大きな動物に転生していくという逆転の発想のゲーム。つまり、自分が食べられないようにするのではなく、どんどん食べられていくことで食物連鎖の頂点を目指すわけです。この発想のユニークさが注目されました。

Beeaten
「Be Eaten!」のテストプレイの様子。ちょっとだけ自分よりも大きな魚に食べられることで海の食物連鎖の頂点(サメ)を目指す。テストプレイには見学の子どもたちも参加。

残る2つのゲームも個性的。「スラガール」(チームA)の作品「つなげてスライム」は、もっともつながらないものというと…という発想から水と油にたどり着き、水の中を浮遊するスライム(油)がつながったり離れたりしながら、複雑な迷路のような配管を旅していくというゲーム。残念ながら時間切れで完成しませんでしたが、配管途中の歯車でスライム(油)が分裂したり、配管をゆすると(コントローラーやスマホ本体をゆする)油がくっついたり離れたりするという「仕掛け」に、「これが完成したらおもしろいかも・・・」という将来性を感じさせるものでした。

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惜しくも完成しなかった「つなげてスライム」の画面。歯車にぶつかるとスライム(油)が歯車に乗せて運ばれる。

チームCの「ラブコネ(仮)」は、つなげるといったら愛でしょうということで、はね橋を操作して、天使(キューピッド??)を下に落とさないようにして「愛」をスタートからゴールまで届けるゲーム。画面上に登場するたくさんの跳ね橋に対応するキーボード上のキーがすべて違うので、キー操作するのが相当に難しい…というのが実際にプレイをした人たちの感想でした。「あ!それはボケ防止になるかも」という声はありませんでしたが、すでに50歳を回ってしまった筆者は頭の体操的な応用に可能性があるかもしれません。ところで、天使が運ぶ「愛」ってなんなんでしょうか。

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「ラブコネ(仮)」のゲーム説明画面。こんな感じで6か所の端に対応するキーが違うので、操作が複雑。頭の体操的要素も強そう。

また、ゲームジャム高梁と並行して、多目的ホール前のロビーでは、児童・生徒を対象として、「デジタルからくり装置作りワークショップ」が開催されました。このワークショップでは、3Dアニメーション・ゲーム開発環境であるUnityを使って、参加者が協力して「ドミノ倒しゲーム」をつくることを通じて、デジタル技術を使って協力して一つの目標を達成する体験を経験します。NPO法人国際ゲーム開発者協会日本(IDGA日本)が、公益財団法人中山隼雄科学技術文化財団の助成を受けて日本各地で開催するものです。現役のゲーム開発者が派遣され、児童・生徒に3時間にわたって指導してくれるので、相当贅沢な機会です。

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ワークショップ1日目。小さな子も女の子も、さまざまな年代の小学生・中学生が集まりました。

子どもたちはドミノ倒しの一部をつくって、最後に全部をつなげてドミノ倒しがうまくいくようにするのが、「デジタルからくり装置作り」の目的です。Unityでは3Dの仮想的な環境をつくって、そこにドミノやいろいろなギミックを配置することで、ドミノ倒しをつくることができます。この世界には、あらかじめ物理法則も仕込んであるので、複雑な物理演算を自分でしなくても、ドミノが倒れ、ボールを落とすなどのことができます。ギミックを活用することで、ドミノが倒れるのと合わせて爆発を起こさせてみたり、シーソーを使ってドミノを倒してみたりと、いろいろな演出を実現できます。また、ぐるぐると手を回してドミノ倒しを応援するキャラクターは、子どもたちがクレヨンで台紙に絵を描いて、ノートPCのカメラで3Dの仮想的な環境に取り込むことで、子どもたちオリジナルのキャラクターをつくることができます。自分の描いた絵がコンピュータの中のキャラクターになるというような、アナログとデジタルがつながる、おもしろい体験もできるわけです。

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子どもたちはクレヨンを使ってキャラクターを描きます。ぐるぐる回る腕は、本体とは別に描きます。

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これをノートPCのカメラにかざしてパソコンに取り込みデジタル化。

2日間3時間のワークショップが開かれましたが、子どもたちは相当に集中して取り組み、一生懸命にドミノ倒しの制作に励んでいました。デジタルのモノづくりに興味があるという女の子も参加していて、そのとりわけ熱心な取り組みようはお母さんが飽きれるほどでした!

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ワークショップ2日目は、1日目にワークショップを受講してUnityの使い方を学んだアニメーション文化学部の留学生もスタッフとして指導に回りました。

ドミノ倒しづくりが終わった後も、子どもたちは会場に展示されたインディーのゲームで遊んだりと、会場で休日を満喫して帰っていきました。

10月最後の土曜日日曜日、このようにゲームを中心としたイベントが本学を会場として開かれましたが、ゲームをするだけでなく、ゲームを作ってみるということで教育的な可能性が広がることを実感できる2日間だったと思います。ゲームはプログラムだけでなく、アートやストーリーなどのさまざまな表現、人間と仮想的な世界とのインタラクションのあり方、ゲームを通じて対戦や協力する人間と人間のかかわりのデザインなどなど、学問や技術の大きな広がりがあります。短期で集中してゲーム開発をやりきるための非認知的能力の発揮とその涵養という側面も見逃せません。ゲームジャムやワークショップを通じた新しい形の教育の探求が行われていると、大げさに言えばいえるかもしれません。

さらには、クリエイティブシティ高梁推進協議会の理事でもあるIGDA日本理事の山根信二先生は、将来的にはゲーム産業を中心とするコンテンツ産業・ICT産業が高梁川流域に定着し、中四国へと広がることを構想しているようです。わ。最後は堅い話になってしまいましたが、子どもたちが好きなゲームは、教育や地域経済の一部を支える可能性も秘めているのです。

ところで。高梁市内のコスプレイベントは、なんと!すでに開催されていました。数年前備中松山城で開催され和風なコスプレイヤーさんたちに人気だったとのことです。ただし、天守が現存するもっとも高い場所にある「天空の城」松山城まで登るのがたいへん、、、ということで、交通機関どうするかなどあらためて検討中とのことだそうです。しかし、町中の名所を使わせていただけたことは、今回とても画期的!なので、「コスプレ in 高梁」は高梁の旧城下町で初めて開催されたコスプレイベントといえるはずです。

2018 年 10 月 29 日

OKAYAMAショートムービー祭にエントリー

先日の10月27日、映画館「岡山メルパ」で第6回OKAYAMAショートムービー祭の受賞作品発表会が開かれました。昨年度に続き、今年もアニメーション文化学科から1作品の受賞作品が選出されました。

今年のOKAYAMAショートムービー祭では、崔洪基(チェ・ホンギ)君の「目覚まし時計」がフラスコ賞(入賞)を受賞しました。

1029_01・授賞式にて

受賞作品発表会では、フラスコ賞に選出された15作の映像作品の上映が行われ、上映会の後に特別審査員による受賞作(本賞)の発表がありました。

当日の受賞作品として、プラチナムフラスコ賞「夢見る乙女の continue 15ver」(米子高専放送部/河本幸樹 監督)、ゴールデンフラスコ賞「明日からさようなら」(野本梢 監督)、「一歩踏み出したら」(釜野陽介 監督)、観客賞に「いつもの珈琲」(八木景子 監督)が選出されました。本当におめでとうございます!

来年度も同映画祭に作品を出品し、アニメーション文化学科の学生の皆さんと映画館のスクリーンで作品上映を楽しみ、次の制作に反映する貴重な機会を得られたらと思います。

記事作成:K

2018 年 10 月 27 日

始まったよ! ゲームジャム in 高梁

今年も「ゲームジャム in 高梁」が、始まりました。高梁で開かれるのは、これで4回目となります。

いつもの顔ぶれ、また、新しい顔。

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受付では、アニメ学科の学生もボランティアスタッフとして参加しています。

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アレアレ、O先生が頭を抱えている。何かトラブル発生か?!
こうしたイベントにはトラブルはつきものです。後は、いかに被害を最小限に・・・。

keishoku

国際交流会館2階の会場には、軽食も用意されています。
だって、明日の夕方までぶっ通しでゲーム開発の作業を進めるのですから、お腹も空きます。

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今年のテーマは、「つながる」です。

7月には西日本豪雨災害が発生し、高梁も大きな被害を受けました。
でも、その時につながる人々の強さを再確認できたのも事実です。

さあ、ゲームという形で、人々がつながることをどう表現していくのか?

そのためには、まずは、ここにいるメンバーがつながって行かなければ。

zenninn

2018 年 10 月 23 日

「コスプレ in 高梁」開催

今週末開かれるゲームジャムに連動して、高梁初の(きっとそうだと思う!)コスプレが開催されます。
主催は、われらの「備中まちづくり研究所」(アニメスタジオ)です。

意外に高梁の町は、コスプレに向いているのかもしれませんよ。

というのも、ポスターにあるように、武家屋敷、教会、寺院の庭園などでコスプレ撮影ができるというのは、なかなか得がたい特別な環境なのではないでしょうか。

  さあ、あなたも、非日常の世界にジャンプ!
  
    大変身が苦手な人は、小変身でもいいのでは。

今度の土曜日、街の光景が変わるような盛り上がりを期待しています。

ポスター

2018 年 10 月 10 日

「ゲームジャム in 高梁」を今年も開催

西日本を中心とする豪雨災害のあった高梁川流域をはじめとする各地域の方々にお見舞い申し上げます。

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第4回目を数えるゲームジャム高梁が、10月27日(土)、28日(日)の2日間にわたって、順正学園国際交流会館(高梁市伊賀町8)で開催されます。

ゲームも映画と同様に大作化が進み、巨大な資金力を誇る巨大メーカー・スタジオが多数の人々の力を結集して製作したコンテンツが人気を得るようになっています。

しかし、その一方で、個人や小さなグループが創造力と技術力を駆使して、個性的なゲームを生み出す「インディー」と呼ばれる流れも注目されるようになっています。

倉敷在住のクリエイター楢村匠さんも参加するインディーゲームスタジオNIGOROが、クラウドファンディングで資金を集めて制作したLA-MULANAも、人気を集めるインディーゲームの一つで、今年夏には第二弾LA-MULANA 2が発表されました(関連記事)。

ゲームジャムは、この注目のインディーゲームクリエイターをはじめとする、ICTやコンテンツ業界で活躍するエンジニアやクリエイターに加え、ゲーム業界を目指す学生や若者たちが集まり、即席で組んだチームで、2日間や3日間の短期間でゲームをつくり、その出来栄えを競うイベントです。世界各国で開催され、日本国内でも福島復興ゲームジャムなど、多数の大きな大会が開かれてきました。

自学自習で自分自身の能力を高めるとともに、多様な人々とデジタル技術を介して協働する力は、21世紀を生きる市民に必須の力とされていますが、ゲームジャムは実践に近い形で、この力を鍛え試すことができることからも注目されます(関連記事)。

ゲームジャム高梁は、2015年に始まり、今年で4回目を数えます。高梁市や高梁商工会議所、備中高梁まちづくり研究所、吉備国際大学など高梁市の産官学が後援し、中四国でゲーム業界を目指す若者の育成に加え、コンテンツ・ICT産業の創出・発展を後押しする目的で、開催を続けています。今年から、クリエイティブシティ高梁推進協議会が主催し、コンテンツやアートなどによる備中高梁地域の振興を目指す活動の一環として進めていきます。アニメーション文化学部も、教員や学生がボランティアという形でこのイベントを支えてきています。

昨年は中学生が飛び入りで参加するなど、順調に参加者数が伸び、参加者の多様性も広がっています。岡山理科大学や岡山ビジネス情報学院、中国デザイン専門学校などの先生方や学生は、連続で参加してくださっていて、学生が授業で学んできた知識やスキルを、ゲーム開発という形で活用することで、学修の総仕上げをするという教育的活用もされています。

さらに、今年は国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)が各地で開催してきた「デジタルからくり装置作りワークショップ」(からくりづくりワークショップ)も、同時開催です。こちらは、小学生~高校生までを対象として、ゲームをはじめとするインタラクティブな3Dコンテンツ制作環境Unityを活用して、複数の人で協働でコンテンツをつくりあげます。Unityを使ったことがない方でも基本的な操作から学ぶことができます。10月27日は午後2時から、28日は午前10時から、3時間のワークショップです。

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ゲームジャム高梁2018とからくりづくりワークショップは、現在参加者と運営ボランティア、見学者を募集中です。どうぞお気軽にウェブを通じてお問い合わせくださいー!

2018 年 10 月 3 日

図書館スタンプラリーのスタンプを作成

今年度、吉備国際大学の図書館は、スタンプラリーを実施しています。

スタンプが50個たまれば、図書館から何と「特別なプレゼント」があるそうです。

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大学の3つのキャンパスには合わせて5つの図書館(図書室)があるのですが、実は本学科の学生がそれぞれのキャンパスにふさわしいスタンプ(図案)を作りました。

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高梁キャンパスでは葡萄、岡山キャンパスでは桃、南あわじキャンパスでは玉ねぎ、というように、それぞれの地元の名産が作品のモチーフになっています。

高梁キャンパスの2号館図書館のスタンプを拡大すれば、このようになります。
パラパラと本がめくられているところかな・・・。

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実は、スタンプラリーゴールの「特別なプレゼント」にも学科の学生が関わっているのですが、それについてはまだ秘密です。お楽しみに!

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ただ、ちょっとだけヒントです。
スタンプは丸いけど、景品は四角い! それ、何~んだ?

早くスタンプ50個集めた人が出てこないかなあ~! 公表できるのに・・・。

2018 年 10 月 1 日

ICAFへの参加

今年で16回目の開催となるインター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)
で吉備国際大学アニメーション文化学科の学生作品3作を上映しました。

01
・ICAF会場の国立新美術館

メイン上映が行われる国立新美術館3階講堂は、映像プロジェクターを新調し、
全国から寄せられた学生アニメーション作品をクリアに上映していました。

02
・歴代ICAFポスターの展示

今年の吉備国際大学プログラム上映作品を作品画像とともに紹介いたします。

03
「目覚まし時計」崔 洪基(2′00″)

04
「Diet」張 亦弛 ・葉 佳(5′20″)

05
「紅い果実」福田 大二(3′45″)

ICAFでは各学校ごとの作品上映後、作品を制作した学生と教員が登壇し、
観客への挨拶と作品紹介ができる時間が与えられます。

2年次制作として「目覚まし時計」を制作した崔洪基(チェ・ホンギ)くんも
この日、登壇して観客への挨拶ができました。

アニメーション文化学科は昨年度ICAFに初参加してから、大会の趣旨とイベントの詳細を学内
で広く周知することで、今後の作品上映の場として具体的なイメージを持ち、
作品制作に励むことができるよう、在学生に声をかけています。

秋学期も頑張りましょう。

記事作成:K
写真提供:崔洪基(チェ・ホンギ)くん

2018 年 9 月 20 日

秋の学位記授与式を開催

本日、秋入学の留学生たちの卒業式が開かれました。

アニメーション文化学科からは、10名の学生が巣立っていきます。

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あくびも出るような(おいおい!)式前の和んだひとときですが、実は前側の彼にはこの後大役が控えているのでした。

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アニメーション文化学科のY君が、学部卒業生を代表して学位記を受け取りました。

実に落ち着いた様子で、安心して見ていられました。

sotugyousei
zennin

挨拶でも言いましたが、今回中国に帰国しても、その気になればきっとすぐにまた来られます。

故郷で留学時の思い出が少しセピア色になってきたかなと感じたら、その時にはまた日本に来て思い出を更新してください。

高梁の地で、待っていますよ!

2018 年 9 月 18 日

VTuberハッカソン岡山大会 in 高梁、最優秀賞決まる!

VTuberハッカソン岡山大会 in 高梁(総合主催:株式会社PANORA, 主催:岡山Unity勉強会)、大団円です!

吉備国際大学国際交流会館で開催されたVTuberハッカソン岡山大会、参加者は徹夜でオリジナルVTuberを制作し、6チームすべてが完成させることができました。なんと今回の参加者は初心者が9割を占め、完成されられるかちょっと不安という状況でしたが、作品の完成度はそれぞれとはいえ、みなさん公開ができるところまでこぎつけました。パチパチ。

今回のチームビルドは、即興的なもの。最初に各人が企画プレゼンを行って、そのプレゼンでお互いに「この人とやってみたい」「こいつとならばオレの企画が実現できるかも」と思った人同士が、その場でチームを作ります。

もちろん中には息のぴったりなグループでやってきたチームもありますが、「VTuberが好きだ!つくりたい!」という初心者の方も多数集まった模様。しかし、それでもなんとか2日間で曲がりなりにも作品が仕上がったわけで、参加者の熱意に脱帽です。

ところで、VTuber開発は、PCの前でオリジナルキャラクターの絵を描いて動かして終わりではなく、その動きをつくるために、モーションキャプチャーツールを使って、生きた人間の動きを取り込んだり(魅力的な美少女らしい動きをつくる、とか)、VTuberの音声を録音するとか、さまざまな作業が必要です。

1日目夜は、国際交流会館多目的ホールでPCを使ってお絵描きや動画作成に取り組む人々に加えて、食堂も使って(こちらも食堂を管理する会社に使用許可をいただきました)、モーションキャプチャーに取り組む人々や、声優役の人たちに活躍してもらって録音作業を行う人々など、朝方まで休むことなく、作業が続きました。録音作業は機材もきわめて微妙なようで、少しでも磁気の少ない場所を求めて、磁気計を片手に動き回る開発者の姿も(審査員を務める、おしゃれなかっこいいお兄さんでしたが、あとで聞くと、どうも私よりも年上で、ゲーム開発企業KLabのエラい人)。また、モーションキャプチャーは、センシングを行う特別な部屋が必要なく、身軽に動けるセンサを取り付けるだけでよいのも、技術の素人には興味深かったです(岡山理科大学のゲーム開発を教える先生によると、モーションキャプチャーツールは、現在安いものだと1セットだいたい20万円くらい。これもモーションキャプチャーツールがハリウッドなどの映画製作現場から研究などの現場に普及し始めた15-20年前と比べると隔世の感です)。

こうした多数の録音機材を含めて多数の機材は、総合主催のPANORAさんの提供。VRハッカソンに対するPANORAさんの本気度を見た感じです。

翌朝になっても、最後の録音の追い込みは続き、少しでも雑音の小さい場所を求めて、宿泊室を活用するチームも。KLabさんからは、岡山や高梁で開催されるイベントには、エナジードリンクの差し入れをたくさんいただいているのですが、2日目朝には山のようにあったエナジードリンクが1本もなくなりました!ひー。参加者からは「エナジードリンク、ありませんか?」との声。もうひと踏ん張りをがんばろうというところのようです(その後、午後3時にはなんと追加のエナジードリンクを新幹線で運んできていただきました!KLabさん、どうもありがとうございます)。

開発終了の2日目午後4時半を迎え、作品公開が始まります。思い思いの個性的な作品が並びました。VTuberに詳しいゲーム開発者に聞くと、「一般的にVTuberはワンカットで作成するが、今回の作品の多くは(画面転換が多い)カット割りが多く、制作作業がたいへんだったのではないか」とのこと。一般的にVTuberは漫談風の語りや歌ってみた・踊ってみた、またはDJ風のものなど、1人のVTuberがカメラ固定で演じるものですが、今回の6作品は、ストーリー性があるアニメーションのような作品が多かったのが、確かに印象的でした。

ハッカソンは、作品発表と並んで、アイデアや作品の最終プレゼンも大事な評価のポイントになりますが、プレゼンもみなさんシンプルに要点を押さえたつくりで、学生にも見せると勉強になるなあとか、教員目線で見ていました。

さて。

厳正な審査のうえで、次の4作品が各賞を受賞しました。

KLab賞は、チーム「Dream Castle」。初心者が多数のチームながら、VR世界の旅番組というコンセプトをまとめて、3キャラを立てて構成したところが評価されたようです。KLabさんはネットゲーム開発企業で、Unityコミュニティ支援でも有名です。

IMG-1188写真:チーム「Dream Castle」の作品。パーティクルエフェクトやマテリアル(CGの特殊効果)活用にも力を入れたもの。

山佐賞は、チーム「レインボーレイ」。いつも雨が周りに降ってしまう「雨の少女」の物語。闇系っぽいキャラだけど、やさしいというキャラクターのギャップに加えて、わかりやすいオチも。また、ボイスチェンジャーを使って、男性だけのチームにもかかわらず、美少女キャラの声を実現しるという小技も。ちなみに、山佐さんは有名パチスロメーカーで、岡山県を代表するコンテンツ/エンターテインメント企業の一つ。KLabさんと並んで、今回のVTuberハッカソンのスポンサーでもありました。同社社員さんも司会や不慣れな初心者の技術支援などで大活躍。

IMG-1193写真:チーム「レインボーレイ」の雨の少女。ストーリーを持つ短編アニメーションのような作品。

upd8賞は、チーム「マクロファージ」。え?マクロファージって、白血球の一種ですよね?と思った方は、高校の生物の成績がきっとよかったことでしょう。マクロファージの名に恥じず、このチームが開発したのは「細胞系VTuber」。胃細胞が、暴飲暴食を繰り返すご主人様(自分が一部である人間)にぼやくという漫談風VTuber作品。しかし、一人漫談にもかかわらず、刺激を受けると分裂してしまい、どんどん増殖して・・・という展開。

ちなみに、upd8は、今回のVTuberハッカソン岡山大会 in 高梁のポスターやチラシなどにも登場してくれた「キズナアイ」ちゃんをはじめとするVTuberを支援するプロジェクト。キズナアイちゃんの運営企業Active8がこのプロジェクトを支援しています。今回はupd8から、VTuber開発者がプレゼンターとして来てくださいました。

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写真:チーム「マクロファージ」のVTuber「胃細胞」ちゃん。合成音声でぼやき漫談を展開し、さらにちょっとした刺激で増殖。

最優秀賞は、審査員の満場一致で、チーム「サンコイチ」。美少女VTuberのあけびちゃんが、ほよほよと動きしゃべる親近感とかわいらしさ重視の作品。名前の通りの3人チーム。「オチも決まってバランスが一番よかった」と、最優秀賞プレゼンターの井上博明吉備国際大学アニメーション文化学部教授。1日目電車で現れたお二方に、この文章の中の人が高梁市の観光チラシを多数押し付けてしまい、ごめんなさい(^^;

IMG-1170写真:チーム「サンコイチ」のVTuber「あけび」ちゃん。ほよほよと、そして、ときに激しく?「G」との闘いについて語る。

全国の大会を勝ち抜いたVTuberハッカソン全国大会には、最優秀賞の「あけび」ちゃんが出場予定です。

その後備中まちづくり研究所に場所を移して開かれた懇親会もたいそうもりあがったそうですよ(この文章の中の人は体力の限界で懇親会前に引き上げました)。

4賞受賞作品は、下記のURLでご覧いただけます。

最優秀賞 はじめまして!あけびです。
サンコイチ
https://youtu.be/MRWcCJqxkNg

upd8賞 SAIBOU
マクロファージ
https://youtu.be/2RXzJPH-e60

山佐賞 雨の少女~レイちゃん、宇宙に行く~
レインボーレイ
https://youtu.be/_7gPx7ZSdfM

KLab賞 夢見の園
DreamCastle
https://youtu.be/bzdXF-eBIGM

ぐるみチャンネル
中野人形店
https://www.youtube.com/watch?v=IDlAiXRD8xU

カザリンチャンネル
眷属
https://youtu.be/TeDuG-cfbR8 (編集済み)

報告の詳細は、VTuberハッカソン公式Twitterアカウントをご覧ください。張り付いて中継・実況していただいた総合主催側の方、ご苦労様でした!

VTuberハッカソン、アニメーション文化学部の学生が準備・運営のボランティアとして大活躍してくれましたが、今度こそは学生が開発者として参加してくれることを願ってます。がんばれー。