2019 年 3 月 22 日

平成30年度 学位記授与式

今日は、平成30年度の卒業式でした。

体育館での式典の後、今度は学科毎に分かれて、一人ひとりに学位記の授与がなされます。

さあ、その教室に入ってみると

9672

そこにはまるで、学園ドラマのような黒板デコが。

でも本当は、順番が逆で、学生らの制作中に教員が教室に入って来てしまったのでした。

9662

作業中、失礼しました。 それでも、とにかくありがとう。

4月には定員近くの入学者が予想されているけど、あなたたちが入学した時にはたったこれだけだったんだね。

学生と教員、良くも悪くもお互いに、顔と名前を否応なしに覚えてしまうような関係でした。

9762

東京に出る人、岡山・広島・兵庫といった地元に留まる人、
  みんないろいろだけど、
    元気に自分の居場所を見つけて、これからも頑張ってください。

それじゃ最後に、アニメーション文化学科らしく、楽しい写真をセーノ! はい、パチリ!

9692

2019 年 2 月 7 日

「卒業研究発表会」を開催

2月6日、春の卒業予定者の「卒業研究発表会」がありました。

最初に論文発表が2点。

アニメーション文化学科では、みんながアニメーションの制作をしているわけではありません。
アニメに関わること、アニメの周辺部分に、何か自分に関心のあるテーマを見つけて、論文を書く学生も結構いるのです。

914
915

次にイラスト作品の発表。
手描きも、デジタル制作も可能です。

917

最後に、いよいよ本命の?動画、アニメーションです。

922
928
929

作品には作り手の個性・人柄が出てくるものですが、今回の作品の中にはずいぶん尖った、エッジの効いたものもありました。
そこには、あえて東京に就職を求めた彼女の覚悟のようなものが感じられるのでした。

この日は、秋卒業の留学生にとっては、「卒業研究の中間発表」ということになります。
それぞれが、卒業研究の現在の進捗状況について発表を行いました。

いずれも秋の完成が楽しみな作品ばかりです。

942
943
945
955

2019 年 1 月 12 日

日本語スピーチコンテストに学生が参加

本日、第10回 吉備国際大学 日本語スピーチコンテストが開かれました。

今回のテーマは、「昔の私と今の私」です。
留学する前と後では、どのように変化したか・成長したか、を語ってもらおうという意図です。

アニメーション文化学科からは、中国人留学生、4年の阮騫さんが参加しました。

gakutyouto

結果は、特別賞(審査委員長賞)を受賞。 おめでとうございます。

これからの人生、前に踏み出す確実な一歩となったと思いますよ。

genken

正面を向き、はっきりとした声で、堂々と話せていました。 立派でした。

受賞者

今回は、発表者それぞれにとって留学がどういう意味を持っていたか、個人的な経験を話すものが多かったように思います。

私たち教師はついつい留学生を一つの塊として見てしまいがちですが、学生個々の留学にはそれぞれの異なる背景があるのだなあ、と改めて感じさせられました。

参加者のみなさん、素敵なスピーチをどうもありがとう。
審査員の方々も、みなさんとても喜んで帰って行かれましたよ。

2019 年 1 月 10 日

成都青蘇職業中専学校からの研修団

昨日、中国の成都青蘇職業中専学校から総勢27名の研修団が、本学科を訪問して下さいました。
目的は、日本のアニメーションを知ること、体験すること。

wpresi

一行はまずは、学長室に眞山学長を訪問。
学長も実は昨年、成都青蘇職業中専学校を訪れたばかりで、両校の友好を再確認するいい機会となりました。

その後は、アニメーション文化学科の教室に移り、講義と制作体験が行われました。

kim

キム先生から、キャラクターが「手を振る」動作をどうアニメーションで実現するかについて説明があったのですが、右で通訳をしているのは昨年10月に入学した同校の先輩たちです。
お見事でした。

gests

印象的だったのは、生徒らに負けないほどの熱意で説明を聞いている後方の先生方の姿。
若い先生方が多かったので、きっと日本のアニメをずっと見てきて育った世代なのでしょうね。

fig3

最後は、生徒さんたちの作品がプロジェクターでスクリーンに映し出されました。
女生徒の作った可愛いキャラクターが手を振る、世界進出を果たした日本の招き猫も負けじと手を振る。

まったく違和感のないキャラクターの姿とその仕草に、国境を越えるアニメーションの力を改めて感じさせられるのでした。

なお、今回の訪問の様子は大学HPにも紹介されています。
詳しくはこちらをご覧ください。

2018 年 12 月 27 日

第7回「高校生イラストコンテスト」審査結果

吉備国際大学アニメーション文化学部主催
第7回「高校生イラストコンテスト」の審査結果を発表いたします。

応募総数64点の中から厳正な審査の結果、以下の9点が受賞されました。
受賞者の皆さんおめでとうございます。

  ◎総長賞:三木 麻衣:『蕾』 香川県立善通寺第一高等学校
  ◎学長賞(手描き部門):うたぎ:『在る』 岡山県立総社南等高校
  ◎学長賞(デジタル部門):宮本彩音:『問題girl』 香川県立善通寺第一高等学校
  ◎奨励賞:大谷 若菜:『ボクの庭』 米子松蔭高等学校
  ◎奨励賞:ひまちゃ。:『僕の居場所』 米子松蔭高等学校
  ◎奨励賞:小川 恋:『ワイのしんどみMAXハート』  岡山市立岡山後楽館高等学校
  ◎奨励賞:根波 鹿恩:『いん うぉっしゃぶる!』 おかやま山陽高等学校
  ◎奨励賞:大森 有理沙:『猫の日常』 岡山理科大学附属高校
  ◎奨励賞:福富 飛鳥:『無題』 米子松蔭高等学校

総長賞:三木 麻衣:『蕾』
1

学長賞(手描き部門):うたぎ:『在る』
2

学長賞(デジタル部門):宮本彩音:『問題girl』
3

奨励賞:大谷 若菜:『ボクの庭』
4

奨励賞:ひまちゃ。:『僕の居場所』
5

奨励賞:小川 恋:『ワイのしんどみMAXハート』
6

奨励賞:根波 鹿恩:『いん うぉっしゃぶる!』
7

奨励賞:大森 有理沙:『猫の日常』
8

奨励賞:福富 飛鳥:『無題』9

2018 年 12 月 20 日

「高校生イラストコンテスト」の審査を実施

本日、今年度の「高校生イラストコンテスト」の審査を行いました。

今回は、中国・四国地方から、およそ60点もの作品が集まりました。
ご応募、ありがとうございました。

タイトル

応募作品の中から、以下の賞が選ばれます。

  学校法人順正学園 総長賞 1点
  吉備国際大学   学長賞 2点(手描き部門1点、CG部門1点)
  奨励賞             6点

審査

審査は、アニメーション文化学科の教員が慎重に行いました。

高校生作品には、毎回何かしらの芽(可能性)を感じさせるものが多く、
審査する側の人間の大きな喜びとなっています。

さあ、今回はどんな作品が選ばれたのか。
近日中の結果発表をご期待ください。

2018 年 12 月 2 日

図書館スタンプラリーにゴールすると?

現在、附属図書館はスタンプラリーを実施中です。
ゴールした人には、何か「特別なプレゼント」が提供されるとのこと。

このプレゼントの制作に本学科の学生が関わってるのですが、果たしてその「特別のプレゼント」の正体とは???

ksan

加工が施されていて、まだ不明です・・・。

Kklein

実は、このイラストが描かれているクリアファイルがゴールの景品です。
今回、図書館の許可を得て公開しております。

先週の段階で、7名の人がこのクリアファイルを手にしたとのこと。

学生作品がプリントされたクリアファイルを出来るだけ沢山の人の使ってほしいので、改めて声を大にして叫びます。

   大学図書館を利用して、スタンプラリーに挑戦しよう!

      ゴール目指して、クリアファイルをゲットしよう!

2018 年 11 月 25 日

ゲームジャム高梁2018&デジタルからくり装置作りワークショップ、メディアでのご紹介

10月27日(土)、28日(日)順正学園国際交流会館で開催されたゲームジャム高梁2018(主催:クリエィティブシティ高梁推進協議会)、ご協力ご支援ありがとうございました!おかげさまで5チームのゲームすべてが完成できました。下記の写真は、当日「高梁賞」を受賞した「PITTANKO TAKAHASHI」の発表の様子です。

PITTANKO2「PITTANKO TAKAHASHI」の発表の様子。キー1つだけで操作する落ちものゲーム。操作は簡単だけど、うまく思うようにいかないので結構熱くなります。空から落ちてくる高梁の名物・偉人・名所?!をできるだけ高く積み重ねたほうが勝ち。

また、同時開催の「デジタルからくり装置作りワークショップ」(主催:国際ゲーム開発者協会日本・クリエィティブシティ高梁推進協議会)も、子どもたちがデジタルの仮想世界のドミノ倒しゲームを協力して完成させました。

この2つのイベントについては、地元紙をはじめ、複数の媒体でご紹介いただきました。

以下、記事のリストです。記事タイトルをクリックいただくと、記事の中身を見ることができます。11月21日の山陽新聞の記事では動画も掲載されていますので、当日の会場の様子をどうぞご覧ください。

即席チームでゲーム開発に挑戦 27、28日 高梁で催し参加募る」『山陽新聞』2018年10月23日.

“高梁発”の独自ゲームHP公開 10月イベントで開発の全5種類」『山陽新聞』2018年11月21日

小野憲史(2018)「西日本豪雨で被害を受けた岡山県高梁市で 産官学連携によるゲームジャム高梁2018が開催」『メディア芸術カレントコンテンツ』2018年11月20日.

『メディア芸術カレントコンテンツ』は、メディア芸術コンテンツに関して文化庁が情報発信するウェブサイトです。詳しくはこちらをご覧ください。

2018 年 11 月 5 日

アニメーション文化学科も大学祭に出店!

11月3日4日、学園祭が開催されました。

伊賀祭全景

学園祭といえば模擬店が賑やかですが、アニメーション文化学科からは2年生を中心に「プチパンケーキ」とグッズ販売を行いました。準備にも余念がありません。

アニメ模擬店

美味しそうに焼けていました。メレンゲから作る本格派です。

アニメ模擬店1

グッズもチラシも手描きが冴えていますね。

アニメ模擬店2

すでに来年に向けて作戦会議が始まっているらしい。
(M)

2018 年 10 月 31 日

ゲームジャム高梁2018&からくり装置作りワークショップの2日間!

10月27日、28日は、順正学園国際交流会館多目的ホールで、ゲームジャム高梁2018とからくり装置作りワークショップが開催されました!

4年目を迎えたゲームジャム高梁は、岡山市内の多数の専門学校生や、岡山や近県在住のプロ・アマのゲーム開発者・エンジニアなど30名の参加を得て、にぎやかに開催されました。本学は会場&宿泊施設の提供に加え、アニメーション文化学部教員がスタッフに加わり、学部を横断して多数のボランティア学生がこのイベントを支えます。

ゲームジャムは、2000年代アメリカで始まったイベントで、ゲーム開発者やゲーム開発を希望する人々が週末などに集まり、即席のチームで短期間で集中的にゲームを開発し、そのゲームの出来栄えを競う「お祭り」です。ゲーム開発を希望する人が現役のゲーム開発者とともに、実際のゲームの企画・開発・プレゼン・公開までを経験することで、非常に高い教育的効果があるとされています。

専門学校の皆さんは学校で勉強した内容の総仕上げとしてゲームジャムに参加しています。ゲームジャムは、若い学生がゲーム開発者といっしょにゲームを開発し、開発を実体験する実践的な教育の場として始まりましたが、高梁ゲームジャムもその役割を十分以上に果たし始めているようです。

また、OECDその他が21世紀に必要とされる能力(コンピテンス)やスキルを定義する中で、デジタル技術を介して多様な人々と協力して物事を成し遂げる力を重要視するようになっています。その場に集まった人と協力し、デジタル技術を駆使して、おもしろいゲームの完成という一つの目標に向けて努力するゲームジャムは、デジタル技術を中核とするとされる「21世紀型スキル」や「キーコンピテンシー」といわれる現代に必要とされる能力(非認知的能力)の実践的トレーニングの場としても重要な役割をもっているかもしれません。

今年は30人の開発者が5チームに分けられ、ゲームジャムのテーマ「つながる」をキーワードにそれぞれゲームに取り組みました。7月の西日本豪雨災害、高梁も大きな被害を受けた地域がありました。この災害と復興活動の中であらためて「つながり」の大切さを痛感したことから、「つながる」をテーマにしたとのことです。

1日目はチームで企画を練って、夕方に企画発表。そこから開発をはじめ、2日目午前11時にはアルファ版の提供、そこからブラッシュアップして、午後3時にはβ版、そこからテストプレイをして午後4時に完成と30時間でゲームを作り上げます。

game_planning
1日目始まったばかりの開発の様子。大きな模造紙に、アイデアを書いた付箋紙を貼り付けて、議論しながら企画をまとめていきます。

game_development1日目午後からはコーディングやお絵描きなど企画の具体化、そして開発が始まります。

1日目夕方からプログラミングとアートワークが本格化するので、1日目夜が開発の佳境です。筆者も会場に一晩中つきそいましたが、会場の明かりが消えた夜中3時過ぎまで開発は途切れることなく続きました。翌朝8時に筆者が目を覚ました時には、もう開発を始めている人々の姿がありました。30時間でゲームをつくるのはなかなかたいへんです。

Concent
2日目α版の発表の様子。これはチームEの「走れ!コンセント君」の発表。

集中して取り組むゲーム開発中の楽しみの一つは、ごはんや軽食。実は!高梁ゲームジャムは、ごはん&軽食の充実したゲームジャムとして、西日本のゲーム開発者にはだんだんと有名になっているようです。これは、地元の方々や本学、協賛企業の後援とクリエイティブシティ高梁推進協議会の石井聡美さん(高梁市会議員でもあります)のご尽力の賜物。毎年工夫を凝らしたごはんや軽食、後援企業のKlabさんのエナジードリンクなどが提供されるので、参加者の皆さんも楽しみにしています。

今年は、中華バイキングと若者にうれしい揚げ物たっぷりのカレーライスのお昼ご飯と、石井さん手作りのサラダ付きの朝ごはん。おやつには、シフォンケーキと高梁のぶどう、高梁産の茶葉を使った高梁紅茶も提供されました。石井さんによると、充実したごはんや軽食を今後も実現するため、スポンサーも募集中!とのことでした。

Budo_and_cake
1日目のおやつのシフォンケーキと高梁のぶどう。シフォンケーキはホイップクリームを使って自分でデコレーション。

お昼ご飯の中華とカレーのバイキングは、市内の飲食店(中華料理の秘苑、カレーの吉田屋)からのケータリングを注文。モリモリ食べて地域の経済復興にも(ちょーっとだけですが)貢献したゲームジャムでした。

閉会式で、井上博明ゲームジャム高梁2018実行委員長(吉備国際大学アニメーション文化学部教授)は「どれも特色があって、順位をつげがたいおもしろい作品が集まった。みなさんに賞を差し上げたいところだ」と講評。5作品ともにユニークな作品が集まりました(詳細は、ゲームジャム高梁2018のホームページ参照)。

inoue_and_ishii
井上博明ゲームジャム高梁2018実行委員長(吉備国際大学アニメーション文化学部教授)と石井聡美さん(クリエイティブシティ高梁推進協議会)

高梁賞は「ツナガル」(チームC)の「PITTANKO TAKAHASHI」、幕末の財政家・学者の山田方谷にちなんだ方谷賞はチームEの「走れ!コンセント君」、順正女学校を設立し岡山の女子教育と社会福祉の先駆けとなった福西志計子にちなんだ「福西賞」は「EATME」(チームB)の「Be Eaten!」が受賞しました。

「PITTANKO TAKAHASHI」は、高梁市にちなんださまざまなもの--B級グルメのインディアントマト焼きそばや高梁の市章、ピオーネ、松茸、郷土の偉人・山田方谷などが画面上から落ちてくるので、これをうまく積み上げて高く積んだほうが勝ちという対戦型ゲーム。操作は1つのキーだけで簡単だけど、謎の物理法則が働いてなかなか思うように積み上げられず苦労するのでハマるおもしろさがあります。また、「あー、そうか、これ高梁のアレかー」というアレや、チーム名にちなんだ「ツナ缶」やツナ缶好きのネコなど微妙に関係ないようなもの、「このかわいいキャラはどうして高梁なの?」というドット絵のキャラ、「これは、いったい何?」というものが落ちてきたりと、ドット絵のアートワークも楽しんでみてください。

PITTANKO
会場では完成したゲームをテストプレイできる。これは、「PITTANKO TAKAHASHI」のテストプレイの様子。高梁にちなんだ謎の物体がどんどん積みあがる。

「走れ!コンセント君」は、かわいいコンセント君とコンセント君の「子」を操作して、家電製品のプラグをつなぎながら謎を解いていく推理ゲーム。「あー、この世界はこういうルールなのかー」という発見も楽しく、謎やギミックを作りこんでいくことでどんどんステージができる発展性を感じさせました。

Concent2
「走れ!コンセント君」をテストプレイしているところ。扇風機に子コンセントをつないで、ぶわーっと空に舞い上がるのはちょっと快感。

「Be Eaten!」は、食う・食われる関係をたどっていくことで、食物連鎖の頂点にたどり着くことを目指すゲーム。ところが、一般的に食物連鎖というと、大きい動物が小さな動物を食うというイメージですが、このゲームは小さな動物が大きな動物に食われると、その大きな動物を乗っ取ってしまい、どんどん大きな動物に転生していくという逆転の発想のゲーム。つまり、自分が食べられないようにするのではなく、どんどん食べられていくことで食物連鎖の頂点を目指すわけです。この発想のユニークさが注目されました。

Beeaten
「Be Eaten!」のテストプレイの様子。ちょっとだけ自分よりも大きな魚に食べられることで海の食物連鎖の頂点(サメ)を目指す。テストプレイには見学の子どもたちも参加。

残る2つのゲームも個性的。「スラガール」(チームA)の作品「つなげてスライム」は、もっともつながらないものというと…という発想から水と油にたどり着き、水の中を浮遊するスライム(油)がつながったり離れたりしながら、複雑な迷路のような配管を旅していくというゲーム。残念ながら時間切れで完成しませんでしたが、配管途中の歯車でスライム(油)が分裂したり、配管をゆすると(コントローラーやスマホ本体をゆする)油がくっついたり離れたりするという「仕掛け」に、「これが完成したらおもしろいかも・・・」という将来性を感じさせるものでした。

slime
惜しくも完成しなかった「つなげてスライム」の画面。歯車にぶつかるとスライム(油)が歯車に乗せて運ばれる。

チームCの「ラブコネ(仮)」は、つなげるといったら愛でしょうということで、はね橋を操作して、天使(キューピッド??)を下に落とさないようにして「愛」をスタートからゴールまで届けるゲーム。画面上に登場するたくさんの跳ね橋に対応するキーボード上のキーがすべて違うので、キー操作するのが相当に難しい…というのが実際にプレイをした人たちの感想でした。「あ!それはボケ防止になるかも」という声はありませんでしたが、すでに50歳を回ってしまった筆者は頭の体操的な応用に可能性があるかもしれません。ところで、天使が運ぶ「愛」ってなんなんでしょうか。

lovecon
「ラブコネ(仮)」のゲーム説明画面。こんな感じで6か所の端に対応するキーが違うので、操作が複雑。頭の体操的要素も強そう。

また、ゲームジャム高梁と並行して、多目的ホール前のロビーでは、児童・生徒を対象として、「デジタルからくり装置作りワークショップ」が開催されました。このワークショップでは、3Dアニメーション・ゲーム開発環境であるUnityを使って、参加者が協力して「ドミノ倒しゲーム」をつくることを通じて、デジタル技術を使って協力して一つの目標を達成する体験を経験します。NPO法人国際ゲーム開発者協会日本(IDGA日本)が、公益財団法人中山隼雄科学技術文化財団の助成を受けて日本各地で開催するものです。現役のゲーム開発者が派遣され、児童・生徒に3時間にわたって指導してくれるので、相当贅沢な機会です。

ws1day
ワークショップ1日目。小さな子も女の子も、さまざまな年代の小学生・中学生が集まりました。

子どもたちはドミノ倒しの一部をつくって、最後に全部をつなげてドミノ倒しがうまくいくようにするのが、「デジタルからくり装置作り」の目的です。Unityでは3Dの仮想的な環境をつくって、そこにドミノやいろいろなギミックを配置することで、ドミノ倒しをつくることができます。この世界には、あらかじめ物理法則も仕込んであるので、複雑な物理演算を自分でしなくても、ドミノが倒れ、ボールを落とすなどのことができます。ギミックを活用することで、ドミノが倒れるのと合わせて爆発を起こさせてみたり、シーソーを使ってドミノを倒してみたりと、いろいろな演出を実現できます。また、ぐるぐると手を回してドミノ倒しを応援するキャラクターは、子どもたちがクレヨンで台紙に絵を描いて、ノートPCのカメラで3Dの仮想的な環境に取り込むことで、子どもたちオリジナルのキャラクターをつくることができます。自分の描いた絵がコンピュータの中のキャラクターになるというような、アナログとデジタルがつながる、おもしろい体験もできるわけです。

drawing
子どもたちはクレヨンを使ってキャラクターを描きます。ぐるぐる回る腕は、本体とは別に描きます。

digitizing
これをノートPCのカメラにかざしてパソコンに取り込みデジタル化。

2日間3時間のワークショップが開かれましたが、子どもたちは相当に集中して取り組み、一生懸命にドミノ倒しの制作に励んでいました。デジタルのモノづくりに興味があるという女の子も参加していて、そのとりわけ熱心な取り組みようはお母さんが飽きれるほどでした!

ws2day
ワークショップ2日目は、1日目にワークショップを受講してUnityの使い方を学んだアニメーション文化学部の留学生もスタッフとして指導に回りました。

ドミノ倒しづくりが終わった後も、子どもたちは会場に展示されたインディーのゲームで遊んだりと、会場で休日を満喫して帰っていきました。

10月最後の土曜日日曜日、このようにゲームを中心としたイベントが本学を会場として開かれましたが、ゲームをするだけでなく、ゲームを作ってみるということで教育的な可能性が広がることを実感できる2日間だったと思います。ゲームはプログラムだけでなく、アートやストーリーなどのさまざまな表現、人間と仮想的な世界とのインタラクションのあり方、ゲームを通じて対戦や協力する人間と人間のかかわりのデザインなどなど、学問や技術の大きな広がりがあります。短期で集中してゲーム開発をやりきるための非認知的能力の発揮とその涵養という側面も見逃せません。ゲームジャムやワークショップを通じた新しい形の教育の探求が行われていると、大げさに言えばいえるかもしれません。

さらには、クリエイティブシティ高梁推進協議会の理事でもあるIGDA日本理事の山根信二先生は、将来的にはゲーム産業を中心とするコンテンツ産業・ICT産業が高梁川流域に定着し、中四国へと広がることを構想しているようです。わ。最後は堅い話になってしまいましたが、子どもたちが好きなゲームは、教育や地域経済の一部を支える可能性も秘めているのです。

ところで。高梁市内のコスプレイベントは、なんと!すでに開催されていました。数年前備中松山城で開催され和風なコスプレイヤーさんたちに人気だったとのことです。ただし、天守が現存するもっとも高い場所にある「天空の城」松山城まで登るのがたいへん、、、ということで、交通機関どうするかなどあらためて検討中とのことだそうです。しかし、町中の名所を使わせていただけたことは、今回とても画期的!なので、「コスプレ in 高梁」は高梁の旧城下町で初めて開催されたコスプレイベントといえるはずです。