これまで1年間を通じてさまざまな里山フィールドを通じて実施されてきた「里山総合演習」の学びは、学生自身が作成するポートフォリオによってまとめられています。
このポートフォリオは、学生たちが演習を通じて学んだ事、作った作品、取った写真など、さまざまな成果物がそれぞれの学生のアイディアをこらした編集法によって作り上げられています。
今年度最終となったこの日の授業では、これまでの活動のポートフォリオをまとめる仕上げ作業をしたあとで、受講者全員で他の人のポートフォリオを発表し合う「ポートフォリオ発表会」を実施しました。さまざまな色を使って絵を描いて印象的なまとめかたをしていたり、写真をふんだんに使って、みるものも楽しい作品となっていたりと、個性的な作品がならびました。
これらのポートフォリオ作成の意図は、将来、初等・幼児教育の教員・保育士となったときに、子どもたちの学びの様子を保護者に伝えたり、子ども自身に伝えたりする際に、豊かな表現法を用いることが求められるため、これらの方法を身につけることを目的としています。
今日の里山総合演習は、日本の伝統的里山文化の体験学習を目的に、地域で竹炭の焼成法とその活用を研究されている佐久間さんを講師にお迎えして、1、2年合同で炭焼きと縄ないの活動を実践しました。
昨年から始めたこの炭焼きは、学生にとって言葉としての知識しかないものが、現実に身近なこととして感じられる機会になっています。身近にある材料で生活に必要な資材を生み出してきた先人の知恵と工夫を学んで、自らの感性と創造力を育む活動となりました。材料の竹を伐り、割って、必要なサイズに切りそろえること、うまく火が回るように缶に詰め、土に埋めて火をつける、どれもが初めての体験に等しく、体を使って作業することの難しさや気持ちよさを楽しんでいました。
今日焼いた炭は次回の里山総合演習授業で取り出す予定です。うまく炭になってくれているか、これもこの活動の楽しみです。

佐久間さんから炭焼きついて説明を聞きました。

ペール缶に慎重に竹を詰めていきます。

こちらは、菓子缶を使ってたき火で焼く簡易の炭作り(花炭)の準備。
今回は、松ぼっくりや毬栗を使いました。

竹を入れたペール缶を土に埋め、上から火をつけます。

竹に火がつき、煙突から煙が上がり始めました。

缶の通風口を小さくして、完全に火が回るまでうちわで空気を送ります。

花炭の方は短時間で焼けます。うまく焼けたかな。

竹炭に火が回っている間に縄ない講習。見ると簡単そうだけどなー。

中国からの留学生Rさん。こつをつかんで見事に長い縄をなっていました。

出来た縄と花炭。来年は今年出来なかったお正月のしめかざりに挑戦しようと思います。
将来、子どもたちに教えられるようになってください。
先日、少しずつ寒くなってきた里山の子ども広場に、近所の幼稚園の園児さんたちが焼き芋と里山遊びをするために来学しました。
以前にみんなで掘り出したサツマイモをぬれた新聞紙でくるんだ上にアルミホイルを巻いて、火の中に入れます。
焼き芋が焼ける間に、里山でのさまざまな遊びを学生といっしょに楽しみました。
高い木から吊ったロープにつまかってターザンごっこをしたり、斜面によじ上って高いところから「おーい!」と叫んでみたり、タイヤ跳びでじゃんけんをしたりと園児の好きな遊びを体いっぱい使って楽しみました。学生らは、安全に配慮しながら、園児の動きを観察したり、いっしょになって楽しみながらもさらに興味を拡大するための支援を体験できました。
そのうち、お芋が焼けたので、みんなで美味しくいただきました。やはりたき火で焼くお芋は、家のレンジで焼くお芋とは違ってまた格別で、園児も学生も美味しいね!と口々に感想をいい合っていました。「自ら育て収穫したものを味わい、それを共有する」ということは、最近の食育のなかでも重要視されており、さまざまな園でも取り組まれています。是非学生のみなさんは、将来に役立てて欲しいと思います。
あっというまに終わった焼き芋と里山遊びの準備をしてくれた大学生向けに園児さんたちがお礼の歌を歌ってくれました。
最後には学生もいっしょになって歌い、名残を惜しみながらお別れとなりました。
以下の要領で子ども福祉・子ども発達教育学科の学生・教員を対象とした「じゃがいもを食べる会」が開催されることになりました。これまで里山総合演習で栽培してきたじゃがいもをみんなで調理して食べましょう。
参加希望の人は、各学年の担当係まで。
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子ども福祉・子ども発達教育学科「じゃがいもを食べる会」
1. 目的
本年7月9日に実施した「子どもフェスティバル」のような、第2子ども広場を使用した子どもとの交流を想定して、6月に学生が収穫したジャガイモと新規購入の調理器具でカレーをつくり会食する。新しい調理器具の慣らしと、学生の企画・運営力を向上させ、今後の催しがスムースにできるようにすることが目的である。また、同時に子ども向けの野外遊びのグループ研究発表を行うことで、学生の技能向上をはかる。
2. 日時
平成23年11月26日(土)
9時〜15時 雨天中止(木曜日時点で天気予報で判断する)
3. 場所
第2子ども広場(留学生寮下)
4. 参加対象
子ども福祉・子ども発達教育学科学生 約40人および教員
5.内容
①カレーの調理と会食
②子ども向け野外遊び、あそびのワークショップ発表
③テント、タープの設営練習
この日の里山総合演習IVは、「里山にフィールドアスレチックを作ろう!」
をテーマに実施されました。子どもたちが広場にやってきたとき、
子ども広場で自然を利用した楽しい遊びが実施できるように、フィールドアスレチックの
遊具作りを目的に実施されました。
この日は特に、木登りやローブ登り、タイヤ跳びの遊び場作りにチャンレジ!
木登りは、手近な木を、難易度をある程度保ちながらも安全に木登りができるように補助具やロープを設置し、実際に登って確認してみました。補助具が不足していたので、補助具を制作して、より安全にできるようにしました。またロープ登りは、丈夫な木からロープをたらし、どこまで登れるか体験してみました。さすが大学生!5メートル以上はあるロープをすいすいと登っていきました。このように、わいわい楽しみながら、子どもたちが実施するにはどうしたらよいのかを考えて遊び場づくりを行いました。
一方、タイヤ跳びも、タイヤの高さ、間隔、列の向きなどに注意を払いながら、地中に埋設できました。埋設後は、開脚とびで跳んだり、タイヤの上を歩いてみたりして、子どもたちが腕の力をつけたり、バランス能力を高めることができる遊び場を作ることができました。
このような活動は、子どもたちにどのような体験をさせ、どのような能力をつけさせたいのかを教材づくりというものを通じて理解させることを目的に実施しました。各学生は、楽しみながらも、教材づくりの大変さと重要さを認識したようでした。
そして、授業後には、1年前に椎茸の菌を植えた木からついに、椎茸が生えてきたので、さっそく椎茸を収穫して、炭火で焼いて醤油焼きにして食べてみました。
椎茸の香りと醤油の香ばしさがマッチしてとっても美味しかったです。収穫の喜びを共有することも自然体験にはとても重要です。
この椎茸は、いったん生え出すと、どんどん椎茸は生えてきます。大きくなりすぎないうちにしっかり収穫しましょう!