ホンジュラス国立自治大学の開発学修士課程能力強化に向けて

ホンジュラス国内の開発を担う人材育成を目的として、ホンジュラス国立自治大学UNAHは、2017年中に同大学に開発学修士課程を開設する予定です。ホンジュラスでは初めての開発学修士課程設立となるため、UNAHは国際協力機構JICAに対し、同課程の強化に向けた技術協力の可能性について打診を行ないました。その取組みの一環として、同大学社会科学学部大学院総括コーディネーターMirna Lizeth Raudales Torres氏、国際協力・開発プロジェクトマネジメント修士課程コーディネーターKeily Vanessa Salgado Nunez氏、国際関係専門官Amy Jocelyne Chahin Ortega氏が来日し、本学を含む関係機関を訪問し情報収集並びに意見交換を行ないました。

7月6日(木)-7日(金)の両日、(通信制)連合国際協力研究科の畝研究科長並びに末吉教授がホンジュラス国立自治大学一行を受入れ、ホンジュラス側のニーズを聴取すると共に、研究科の概要説明、意見交換などを行ないました。連合国際協力研究科は、国際協力に関心のある社会人学生を対象とし、国際協力の実務に役立つ高度人材の養成を担っているユニークなプログラムです。

6日、UNAH一行は、本学高梁キャンパスにて、眞山学長を表敬訪問しました。学長より、吉備国際大学の概要を紹介すると共に、連合国際協力研究科の特徴を説明。その後、保積副学長(教育担当)と河村副学長(研究担当)を交え、日本並びにホンジュラスにおける大学教育、大学院教育の現状と課題に関し意見交換を行ないました。

その後、UNAH一行は岡山キャンパスに移動し、岡山県農林水産総合センターで6次産業化を推進されている山下主任並びに6次産業連携コーディネーター吉元氏より、岡山県における農業の6次産業化に関するブリーフィングを受けました。岡山県は、農業の6次産業化に早くから取り組んできた実績があり、岡山のブランディングには定評があります。その貴重な経験をシェアすることができました。ホンジュラスのモノカルチャー農業を転換し、付加価値化を目指すことは、同国の開発課題である。UNAH開発学修士課程においても教育・研究の重要事項であるため、予定の時間を大幅に超過するほど、UNAH一行から多くの質問、コメントがなされました。学びの多いセッションとなりました。

7日、本学岡山駅前キャンパスにおいて、UNAH一行は順正学園加計副理事長を表敬訪問しました。同副理事長から連合国際協力研究科の設立経緯などについて紹介がありました。その後、日本の大学院設置基準などの制度的な枠組みに関し担当部署より説明がありました。その上で、UNAHのニーズ、日本の協力に対する期待などに関し、UNAH一行から詳細説明を受けました。畝研究科長より、研究科のカリキュラム、教育・研究指導体制の課題などにつきブリーフィングを行ないました。末吉教授は、ホンジュラスの人口統計から見える開発上の課題について解析結果を基に講義を行ないました。

畝研究科長は、UNAH一行を受入れた所感として、「このような意見交換の機会は国際協力の教育・研究を担っている者には極めて有益であった。特定課題に関する共同研究を行うなど、日本国内の他大学院と連携しつつ、UNAHへの支援を検討したい。学生の教育・研究に尽力しつつ、積極的に取り組みたい」と述べました。

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