2021 年 12 月 18 日

第10回 高校生イラストコンテスト の結果発表

今回も多数の応募、本当にありがとうございました。

吉備国際大学アニメーション文学部において慎重に審査させていただきましたので、その結果をこちらに発表いたします。

個々の作品には本学教員によるコメントを(■印)、応募作品全体については簡単な総評を最後に書かせて頂いておりますので、参考にして下さると幸いです。

来る年の、コロナの一日も早い収束と、皆様方の更なるご活躍を、心よりお祈りいたします。

総長_本の世界へ
学校法人順正学園 総長賞 「本の世界へ」 渡邊 希美 
■構成が上手いだけでなく、厚みのある世界観とキャラの存在を感じます。細部も練られており豊かです。

学長_ひらめき
吉備国際大学 学長賞 「ひらめき」 小段 ひかり 
■強い構成力、色彩の配置や質感が見事です。これにデッサン力がつけば言うことなし。

学長_夏の覇者
吉備国際大学 学長賞 「夏の覇者」 じゃくはん 
■お祭り感最高です。このまま自信を持って突っ走ってください。

奨励_月夜
奨励賞 「月夜」 阪根 結衣 
■懐かしく優しい世界、マーカーのムラを生かした表現の透明感が好ましいです。

奨励_タニシを探せ
奨励賞 「タニシを探せ」 細田 日 
■とにかく楽しい。一つ一つのキャラも練ってあって視線が遊べる絵です。

奨励_Animal marching!
奨励賞 「Animal marching!」 吉野 蘭楓 
■構成が元気いっぱいで、見ていて嬉しい絵です。線と色に厚みがほしいです。

奨励_海宙
奨励賞 「海宙」 井上 萌生 
■アナログでこの色が出せるのは素晴らしい。後は明部が散漫にならないよう明暗構成を整理するとまとまりが出ます。

奨励_雅
奨励賞 「雅」 金光 七穂 
■強烈な密度に引き込まれます。工芸的な仕上げも素敵です。全体を引き締める「焦点」を意識しましょう。

奨励_deception
奨励賞 「deception」  技城さくら 
■安定した技術と表現で、見ていて安心感があります。小物のデザインに個性が出せると一層強い絵になると思います。

■総評
総じてレベルの高い回となりました。単なる技術誇示にとどまらず一点突破の個性や世界が見えて充実した選考でした。
伸ばすべき方向のはっきりした人が多かったのも今回の特徴です。楽しんで続けてもらえたらと思います。  

2021 年 12 月 9 日

朝霧けい先生は、毎年脱皮する?

VRキャラクターの朝霧けい先生は、年度ごとに脱皮を繰り返しています。

もちろん、外側の脱皮は無理なので、振りをつける人や中の人(声の人)の世代交代や更新ということになります。

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始めてけい先生を動かしてみる時、学生はとにかくみんな恐る恐るなのです。

女性を動かすというのも何だか微妙で、男子学生にはちょっと躊躇いが起こりますよね。

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可愛い動きに、怒った表情。 笑顔いっぱいに、なぜだか強烈キック!

とにかく色々な動きと表情を試してみたら、録画したものをすべて資料として分類し、パソコン内に保存しておきます。

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次に、用途に応じてその資料動画の中から、必要な個所を取り出していくことになります。

左の画面が元の資料映像で、そこから適宜切り出したのが右の画面となります。

学生が自分たちだけでけい先生を動かせるようになるには、それなりの訓練が必要です。

でもそうした学生も、やがて学年が上がればけい先生から順次離れてゆくことになります。

その度にけい先生は、内側で密かに脱皮を繰り返していかなければならないのです。
本当に、誰にも気づかれないように・・・。

2021 年 11 月 30 日

オンラインでの黄岡師範学院の授業見学(最終回)

計6回で予定されていた黄岡師範学院の授業見学も、今日でようやく最終回となりました。

双方の先生方や学生のみなさん、長期間にわたりご協力ありがとうございました。 
そして、お疲れさまでした。

最後に見ていただくのは、前嶋英輝先生による「デッサン基礎」の授業です。

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これは授業前の様子ですが、プロジェクターのスクリーンには黄岡師範学院の学生さんらの姿が見えています。

こちらは、前嶋先生と臨時通訳担当の先輩留学生です。
といっても、まだ授業の通訳が出来るほどの日本語能力はありませんので、今はもっぱら雑談専門の担当なのですが。

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「デッサン基礎」の授業は、作業療法学科の実習室を使わせてもらっています。

そのため、棚には作業療法に関わる様々な道具類が置かれていて、それらを眺めているだけでも外部の人間には、結構楽しく興味深いのでした。

怒られるかもしれませんが、何だかSFやファンタジーの世界につながる魔法の小道具ようにも想えてきて・・・。 すみませーん!

2021 年 11 月 18 日

クリエイティブフェスティバル高梁2021開催

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クリエィティブフェスティバル高梁2021のタイトルイメージ。デザイン:サンコー印刷株式会社。

小学校でプログラミング教育が始まり、テレワークでの活用も進み、インターネットやパーソナルコンピュータ(パソコン)、スマートフォン(スマホ)などの情報通信技術(ICT)をさらに活用して仕事をし、生活をする未来が近づいています。

一般社団法人クリエイティブシティ高梁推進協議会は、今年度(2021年度)、岡山県備中県民局提案型協働事業に採択された「ICTクラブ高梁」で、子どもたちがデザインやものづくりなどクリエイティブな活動を楽しみながら、ICTに親しむ講座の提供を行いました。アニメーション文化学部もこの事業に教職員やOBが参加し、子どもたちといっしょにICTを活用して、デザインやものづくりで遊び、学んできました。

去る11月13日、ICTクラブ高梁の今年度の事業の報告をコアにして、高梁市やその周辺地域で始まっているものづくりやデザイン、アニメーション・ゲーム制作などクリエイティブな活動にかかわる教育や、これから始まろうとしている新しい教育活動などについて報告するクリエイティブフェスティバル高梁2021が開催されました。アニメーション文化学部も、岡山県立高梁城南高等学校デザイン科とともに、このクリエイティブフェスティバル高梁2021に参加しました。

司会は、高梁城南高等学校デザイン科の加賀山悠さんと井上太成くんと、お絵描き系Vtuberの夕凪ユナさん。いろいろ小さなトラブルはありましたが、若い3人の司会と、登壇した講師の皆さんの力で、内容豊かなプログラムのイベントが無事開催されました。吉備国際大学高梁キャンパスラーニングコモンズをメイン会場として、休憩を何回か挟み、4時間の中継を行いました。

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クリエイティブフェスティバル高梁2021の司会のみなさん。メイン司会は高梁城南高等学校の加賀山悠さんと井上太成くん、お絵描き系Vtuberの夕凪ユナさん。サポートは、吉備国際大学アニメーション文化学部学部長の清水光二先生。背景は、吉備国際大学ラーニングコモンズ。

アニメーション文化学部は、金叡媛先生が指導したアニメーション作品について、制作した学生のインタビュー録も交えて紹介する上映プログラムで参加しました。今回出展したのは、制作チーム「ガマガマガエル」(河田真希・手塚翔大・山﨑祐樹・石戸夏希・真部尚汰・梶谷碧己)の『ナナシの王様』、荒木颯人くんの『雨の休日』、徳田豊都希くんの『Re』、王子沛くんの『スクールウォーズ』の4作品。

高梁城南高等学校デザイン科は、3つの高校が合併して出来上がった学校の成り立ちから始まり、陶芸やクラフトのようなアナログな活動からレーザカッターを活用するデジタルな創作活動までデザイン科で学べる内容紹介を映像で行いました。

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中畑里英校長先生に見守られながら、高梁城南高校デザイン科の加賀山さんと井上くんが現在準備中。

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高梁城南高等学校デザイン科の河原英利先生と井上くん、クリエイティブシティ高梁推進協議会代表石井聡美代表。音声の調整が結構難しかったです。

2015年にはじまり、アニメーション文化学部の井上博明先生が実行委員長・審査委員長を務めてきたゲームジャム高梁についても、Unityアンバサダー・岡山Unity勉強会会長のかふうさんが、井上先生とともに、ゲームジャムとは何かに始まり、ゲームジャム高梁の今までの歩みと、ゲームジャム参加に向けてのお誘いと心得を説明しました。

吉備高原都市で事業準備を進めるイノベーションヒルズ株式会社の鈴木肇CEOも、「Diverse Workgroup」という新しい考えの教育について報告しました。イノベーションヒルズ株式会社は、イノベーションを生み出すとともに、一人一人が学び続けそれぞれのよいところを生かしつつ活躍できる新しい教育の場を提供しようとしています。

九州大学情報基盤研究開発センター准教授伊東栄典先生からは、「AI活用時代に適した学び方と生き方」と題して、現在注目を浴びつつあるデータサイエンティストという職業について、また、将来高度な人工知能(AI)が人間の仕事を奪うという経済学者たちの予想があっても、AIを使いこなすことで人間がよりクリエイティブな分野で活躍できる可能性をお話しいただきました。

講演の最後は、クリエイティブシティ高梁推進協議会の石井聡美代表が、今年度開催したICTクラブ高梁の講座について報告しました。新型コロナウイルス感染症の流行もあって十分に講座を開催できなかったものの、来年度以降の足掛かりとなる活動ができたことをお話しいただきました。

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クリエイティブシティ高梁推進協議会代表の石井聡美さん。ICクラブ高梁の報告をしています

最後に、「デジタル時代の学びと地域づくり」と題して、名古屋大学名誉教授・明治学院大学名誉教授の加賀山茂先生を司会として、シンポジウムが開催されました。各登壇者がパネルとなって、活発な議論が交わされました。地域を活性化させ、新しい学びを地域で実践していくためのいろいろなアイデアが提案されました。

地域で始まっているいろいろな新しい試みが将来的に新しい地域の教育を生んだり、学校教育に新しい風を吹き込んだりすること、そして、岡山県の産業や地域振興へと結びついていく予感が感じられたイベントとなりました。

2021 年 11 月 1 日

「勝山文化往来館 ひしお」 での 「酒井賢 展」

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昨日、「勝山文化往来館 ひしお」に行ってきました。
目的は、新庄村生まれで県立勝山高校を卒業した、酒井賢氏の展示会を見るためです。

多摩美大を出た方ですが、私の関心はもっぱら大学卒業後の映画制作現場における美術担当としての氏の活躍です。

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油絵 「Gの記録」 (背後には、共演?したモスラ、キングギドラなども)

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作戦指令室のモニターには、ゴジラの影が・・・。

「原作やシナリオからイメージを膨らませて美術セットを作る」そうで、「俳優以外の被写体全てに責任を負うのが美術監督」の仕事なのだそうです。
これは責任重大ですけど、作品世界を創造する面白い仕事ですよね。

ちなみに、アニメーションの場合は「俳優以外の被写体全て」に留まらず、俳優(キャラクター)そのものも自分たちで創らないといけないので、自由度と難易度はさらに高まります。

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関った映画の資料がこのように展示されています。
今回の展示は写真撮影がOKとのことだったので、安心してバンバン写真を撮りました。

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玄関付近には、映画の台本も展示されていました。
酒井氏の蔵書印が押され、現場での書き込みらしいものも残されていて、とても興味深いものでした。

「勝山文化往来館 ひしお 」で開催中の「酒井賢展」は、実は11月3日までなのですが、お時間があればぜひ足を運んでみてください。

2021 年 10 月 28 日

オンラインでの黄岡師範学院の授業見学(継続中)

オンラインでの黄岡師範学院の授業見学は粛々と続いているのですが、本日は佐々木洋先生の「イラスト基礎」の1回目の授業です。

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これはTeamsでの接続直後の様子なのですが、毎回接続がうまく行くかどうかで、ドキドキしますね。
で繋がった後は、今日もこの瞬間、中国・韓国・日本が繋がっているんだと、妙に感心したりして・・・。

左の学生さんたちは授業前の気楽な様子ですが、右の通訳の方はちょっと緊張していますね。
きっと初めての実技系授業の通訳なのだと思います。実際、大変です。

今日は、人体の部位ごとの構造確認と、その部分の実際の描き方について、講義があるそうです。
学生さん、通訳の方、どうぞ頑張ってください。

2021 年 10 月 23 日

香川県立琴平高等学校の大学見学 ( 「高梁―琴平」の今昔 )

明治42年5月5日、順正女学校の生徒らが、四国の金刀比羅さんを目指して修学旅行に出かけることになりました。

その行程が、とにかくすごいのです。

 高梁―総社 : 早朝高瀬船に乗り、高梁川を湛井(総社)まで下る
 総社―岡山 : 汽車
 岡山―京橋 : 徒歩 (だが、この旭川に架かる京橋では汽船に乗れず)
 京橋―三蟠 : 人力車で、旭川河口の三蟠港に急ぐ
 三蟠―高松 : 連絡船 (この日は、高松にて一泊)
 高松―金刀比羅 : 翌日、屋島と栗林公園を見学後汽車に乗り、夜8時に金刀比羅に到着
                           (倉田和四生『福西志計子と順正女学校』より)

令和3年10月20日、香川県立琴平高等学校の生徒さんらが、大学見学のために今度は逆に四国から高梁を訪れてくれました。
その行程は、大型バスに乗って高速と瀬戸大橋を使い、掛かった時間はたったの2時間少々。

110年の間に「高梁―琴平」の移動の仕方は、こんなにも変わったのですね。
それでも、琴平高校のみなさん、遠路はるばるお出で下さり、ありがとうございました。

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この日の実技体験は、キム先生の指導の下、キャラクターの「ジャンプ」をアニメーションで表現することでした。

今日のキム先生のジャンプは、ちょっと大人しめかな・・・。 小さくピョン!

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慣れないマックPCや描画編集ソフトを使いながら、生徒さんたちは自分の描いたキャラクターを何とか動かしていきます。 ほい、大きくジャンプ!

ところで、映画「踊る大捜査線」シリーズや香川を舞台にした「UDON」などで有名な本広克行監督は、実は香川県立琴平高校の出身です。
映像の道に進んで成功したそういう大先輩がいるというのは、とても心強いことですよね。

みなさんの中からも、アニメーションを含む映像の道に挑戦してみようという方が出て来られることを、私たち学科教員は心から願っています。

2021 年 10 月 14 日

黄岡師範学院美術学院にオンライン方式で授業見学を提供

黄岡師範学院とはこれまで、留学生だけでなく研修団の受け入れという形でも毎年交流を深めてきたのですが、現在はコロナのため完全に交流が遮断されているような状態です。

そうした状況の中でも何か出来ることはないかということで考えられたのが、今回のオンライン方式での授業見学です。

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昨日が初回だったので、夏慶利 副学長、胡紹宗 美術学院院長ら役職者の方のご臨席のもと、まずは代表者相互による挨拶(エール)の交換がなされました。

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次に、清水学科長と井上教授の授業の様子を、黄岡師範学院の学生さんらにオンライン形式で見ていただくことになりました。

今後の予定としては、以下のような内容で計6回の授業を見学していただくつもりです。

 清水 光二 「シナリオ制作」 1回
 井上 博明 「アニメーション文化論」 2回
 佐々木 洋 「イラスト基礎」 2回
 前嶋 英輝 「デッサン基礎」 1回

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会場となった教室の前には、このようなお手製の看板が設置されていたそうです。
何だか中国的な「熱烈歓迎」ぶりが感じられて、ちょっとうれしいですね。

新学期が始まったこの時期に特別の講義を提供することは実際難しく、今回は通常の授業をオンラインで見学していただくという形をとりました。

それでも、途絶え気味の交流を活性化するには役立っただろうし、コロナ収束後の(ある程度の収束?)留学生受け入れにも繋がるいい企画だったのではないかと考えています。

中国支局長の張華氏に、大大大感謝です!

2021 年 10 月 13 日

VTuber講師朝霧けいがナビゲーターの番組公開:「ICT技術と高梁のミライ」

アニメーション文化学部と映像研究会が協力・制作したテレビ番組「ICT技術と高梁のミライ」が、YouTubeで公開されました。

小学校や高校で本格的にはじまった情報機器やクラウドコンピューティングを活用する教育や、VTuberの制作も交えて3Dアニメーション技術を学ぶ吉備国際大学の教育・クラブ活動、簡易なテレビ会議システムでお医者さんに相談できる遠隔健康診断など、岡山県高梁市で始まった、情報通信技術(ICT)を活用する新しい動きをレポートします。今年4月に吉備ケーブルテレビで放映された番組を、このたびYouTubeで公開しました。

番組のナビゲーターは、アニメーション文化学部のVTuber専任講師朝霧けい。映像研究会の学生たちが朝霧先生といっしょに学んだ成果がこの番組には生きています。そして、オープニングとエンディングの音楽はアニメーション文化学部の小泉吉平くんのオリジナル作品です。

制作・著作は、一般社団法人クリエイティブシティ高梁推進協議会(代表:石井聡美さん)。編集・制作には、吉備ケーブルテレビの方々のお力添えもいただきました。また、高梁医師会会長仲田永造先生をはじめ、ご出演をいただいたみなさまにおかれましては、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。

高梁市ではじめて開催されたオンライン「市長と語ろう会」の様子も収録。この収録では、吉備国際大学アニメーション文化学部卒業生の小林亮介さんも映像撮影の裏方として参加しました。近藤隆則市長および高梁市役所のみなさま、高梁市内の市民のみなさまにはたいへんお世話になりました。

2021 年 10 月 5 日

大学ブランド日本酒「志知」の瓶ラベルを学科教員がデザイン!

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昨日南あわじキャンパスにて、吉備国際大学ブランド日本酒「志知」の完成記者会見が開かれました。
詳細はこちら

実は「志知」の瓶ラベルは、アニメーション文化学科の佐々木洋先生がデザインしたものなのです。

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淡路島の有名な冬の風物詩の一つ「水仙」をモチーフに、波や明るい太陽を組み合わせてデザインしました。

ナルシスの「自己愛」には無縁の外向的な明るさと強さを持っています。

さあ、南あわじの光景を思い浮べながら、「志知」で一杯! きっと風の音、波の音が聞こえてきますよ。