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江戸時代末期、アメリカに渡り帰国後の明治時代に、京都に同志社英学校（後の同志社大学）を設立した新島襄。その新島襄ゆかりの汽船「コロラド号」の模型が、同志社玉島新島研究会　鈴木幸次　会長から本学に寄贈され、その贈呈式が5月8日（水）に、岡山キャンパス（岡山市北区）にて行われました。

この、コロラド号は、新島襄がアメリカに渡り、約10年間の留学生活を終え帰国する際、サンフランシスコから横浜まで乗船した客船です。新島襄は、アメリカに渡る以前、備中松山藩の帆船「快風丸」に乗船し、江戸から備中松山藩領であった玉島（岡山県倉敷市内）への航海や函館にも行っています。備中松山藩の政務の中心地は、現在の岡山県高梁市で、本学高梁キャンパスの所在地でもあります。

式では、鈴木会長から順正学園　加計勇樹　理事長に目録が手渡された後、コロラド号の除幕が行われました。コロラド号が姿を現すと、式に出席した学生や教職員から拍手と歓声が湧きおこりました。

式の中で鈴木会長は「コロラド号を見て、新島襄が当時抱いた国を想う情熱に思いをはせていただき、留学を志し、皆さんに大きく成長して欲しいと思います」と学生らに語りかけました。加計理事長は「コロラド号寄贈に厚く御礼申し上げます。学生の皆さん、高い志を持って留学に臨んでください。そして国内外で活躍してください。」と挨拶しました。