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新カリキュラム「世界の常識を学ぶーグローバルスタディーズ入門」の様子(続編)

2022年7月26日
  • 教育
吉備国際大学では、教養科目のカリキュラム改編をすすめ、2022年度の新入生から新しい教養科目が動き始めました。全学統一教養科目「グローバルスタディーズ入門」も、その新しい科目の1つです。この科目は、グローバルな視点で事象を観察、評価、判断できる能力を身につけるため、社会科学分野の基本概念を学ぶことを通じて、グローバルな視点、世界の常識を学びながら、グローバル人材としての基本的思考を確立することを目指すものです。

7月25日、グローバルスタディーズ入門の第15回授業がありました。履修学生は保健医療福祉学部看護学科、理学療法学科、作業療法学科の3学科70名の1年生です。これまで学んできたことを踏まえ、学生たちがグループワークで調べたことを発表しました。3週間前の授業で、学科混成のグループ編成(4~5名/グループ)と発表テーマの割り当てを行いました。その後、各グループはネットや本などで必要な調べをおこない、発表資料を取りまとめ、発表の練習をしてきました。そして、本番では、4分以内の発表時間で、パワーポイントのスライドを使ってポイントを絞って発表しました。

この授業の後半では、お金、国際経済、貿易、教育、高齢化社会などを学んできました。それらを踏まえ、発表をするわけですが、発表のテーマは、チャレンジングで多岐にわたっています。発表順に、次のとおりです。
・貿易の長期的な利益とは何か?            
・国内総生産GDPの長所と短所            
・科学技術の貢献と負の側面            
・多国籍企業とは何か?メリットとデメリットは?            
・モザンビーク モザール社(Mozal)            
・保護主義/保護貿易Protectionismの功罪            
・Ricardoの比較優位とは何か?            
・自由貿易は世界を豊かにするのか?            
・携帯電話を用いた送金システムmPESA            
・多国籍企業が嫌われる理由            
・なぜ、いくつかの国は他の国より成長が速いのか?            
・技術流出とは何か?            
・高齢化社会に向けた取り組み            
・「産業の空洞化」とは何か?            
・お金、貨幣Moneyがなかったら            
・高度技術者の国際移動            

最後に、「グループがそれぞれしっかり準備してきたこと、チームワークが良い発表で、素晴らしかった!内容も良かった。」と、担当教員の山本先生(作業療法学科)、畝先生(外国学科)より、講評がありました。学生たちは、このグループ発表を通じ、学びあいの楽しさ、学科を超えたグループでやり遂げた達成感、発表自体の楽しさを学びました。発表することは教えること、教えることは学ぶこと。学生のみならず、教員にとっても学びの多い授業になりました。

受講した学生の授業後のコメントをご紹介します

  • 各グループがテーマに沿って、パワーポイントできれいにまとめ良い発表だった。
  • 高校までの知識がより深まった。
  • 他学科と課題を進めていく中で新しい考えや自分にはなかった考えがありとても面白かった。
  • 何事にもデメリットを伴わないと行えないのか?と疑問に思った。
  • これからの時代の移り変わりがどのようになるのか見ていきたい。
  • 各グループの発表で曖昧な知識がしっかりしたけど、疑問も出てきたので自分でも調べようと思う。
  • 自分たちで調べてまとめるのは難しかったが、調べる過程で新しい知識がついた。楽しかった。
  • 新しい知識を増やして、活かしていきたい。
  • 社会には問題が多く、その問題に目をそらさず考え、具体的に行動していきたい。
  • これらの知識を得て、これからの未来にどう未来につなげていくかが非常に重要だと思う。