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【外国学科】UNICEF東京事務所長ロベルト・べネス氏の講義 ー人生を精一杯生きようー
- 外国学科
外国語学部外国学科では、「先達に学ぶ、人生のより良い『生き方』」をテーマとし、これまで日本を創ってきた人々、豊かで平和な社会を築いてきた人々の<生>の声を聞き、学生一人ひとりが、この国や社会のためにできることは何か、また自らが幸福な人生を送るために何をすればよいのか…等、それぞれが自分のあるべき将来について考える。そうすることで、今の自分を見つめ直すことができるようになる。また、自分の<志>を確認できるようになることを目標に、外国学科学生の必修科目として「生き方」を開設しております。
今年度15回目となる7月26日の「生き方」では、UNICEF東京事務所代表ロベルト・べネス氏を講師にお招きし、外国学科3年生を対象に、UNICEF(ユニセフ:国際連合児童基金)の活動などをご講義いただきました。この日の講義はすべて英語で実施され、学生たちも熱心にメモを取りながら、盛んにロベルト・べネス先生に英語で質問をするなど、UNICEFへの理解だけでなく国際的視野の広がる時間となりました。
べネス先生は、UNICEFでの25年間の多彩な経験をもとに、「人生を精一杯生きよう」Live life to the fullestをキー・メッセージとして学生に生き方を伝えていただきました。人生はマラソンであり、モチベーションは変動するが、自分が何をしたいのかという情熱Passionがあれば、目標に向かって頑張れる。希望のキャリアを順調に歩めることはまれだ。経験を積み、常に学ぶことが重要だ。やらなくて後悔するよりは、やって後悔したほうが良い。何もしなければ、人間は何も学ばない。Do it!とにかくやってみよう、失敗は恐れない。人生はマラソンなので、日々の小さなことを楽しもう。家族、友人、同僚との時間を大切にしよう。人生をしっかり楽しもう!と。
学生からは、タイにおける複合的な子どもの問題、UNICEFが直面する課題、活動における安全対策、UNICEF職員として働くために必要なスキルとは何か、日本政府が担うべき役割などの質問がありました。べネス先生からていねいな回答がありました。また、これまで勤務した国の中で好きな国はどこかなど、個人的な質問もありました。
最後に、学生の代表からお礼のことばがあり、べネス先生から「自分の人生は自分で切り拓け」というエールをいただきました。べネス先生と学生全員でグループ写真を撮って終了となりました。