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【心理学専攻】「課題解決演習」で「誰一人取り残されない防災タイムライン」の作成に取り組みました

New 2024年11月20日
  • 心理学専攻

人間科学科では、1年生が課題解決演習の課題に取り組んでいます。

学生は全15回の講義のうち、前半5回は地域社会における防災の課題解決に着目した講義を受けました。
その中で、中山間地域健康増進演習との連携講義で起震車による地震体験をしたり、認知症サポーター養成講座を受講し、認知症者やその家族の困難感を学習し、「誰一人取り残されない防災タイムライン」を立案するにはどうしたら良いかを検討しました。

防災タイムラインは、いざというときに落ち着いて行動するために、何をするのかを整理しておくものです。

学生たちはグループに分かれ、配慮すべき人(妊婦さんや高齢者の方など)がいることを想定し、災害(川の氾濫)発生の5日前からの備えや行動についてのタイムラインを作成しました。雨風が強くなる前に気象情報の収集や必要なものの購入などの事前準備をすること、川の水位が増して来たらすぐに避難を開始することなどが書かれたものが完成し、いつ起こるか分からない災害に備えておくことの必要性を学ぶことができました。

今回の防災・減災に関する体験を通して、「家族や地域全体の安全を守れるように、日頃から防災について意識を高めていきたいと思います」、「自分は大丈夫だと過信しすぎず、いつ災害が起きても正しい対処ができるよう意識して生活を送っていきたいと思いました」、「防災グッズの備え、ハザードマップの確認など、アクシデントやハプニング以外の基礎となる部分の情報を集めておくことが大事だと感じました」などの感想があり、課題解決演習の課題に取り組む前と比べると、学生らの防災への意識の変化が窺えました。

災害が起こった際に逃げ遅れないことは大切なことです。そのためには、日頃から防災・減災について考えることが必要です。今回の取り組みが家族や友人と防災や減災について話し合う・考えるきっかけになれば・・・と考えています。