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【看護学科】「高齢者疑似体験」をしました
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2025年4月22日
- 看護学科
看護学科3年生を対象とした老年看護学の演習の一環として、「高齢者疑似体験」を実施しました。
「おいたろう」および「シニアポーズ」といった体験用キットを使用し、高齢者の身体的・感覚的な変化を模擬体験することで、加齢に伴う生活上の困難や心理的影響について理解を深めました。
例えば、白内障を模した視界の中で食材の鮮度が判別しづらくなることで、誤って食中毒を引き起こすリスクや、それによる脱水症状につながる可能性を実感する場面がありました。
また、コンビニでの買い物体験では、小銭が見えづらい中で一枚ずつ選ぶことの難しさや、周囲の目を気にして焦ったり、迷惑をかけているのではないかと感じる心情など、高齢者の心理的・社会的側面への理解も深まりました。
学生たちは、単なる身体的な機能低下だけでなく、高齢者が感じている心の負担や社会との関わり方にも目を向け、「これからの看護に活かしたい」という前向きな気づきを得ることができました。
本学では、こうした実践的な演習を通じて、対象者の視点に立った看護を実践できる力を育成しています。