吉備国際大学
  1. Home
  2. キビコクNEWS
  3. 教育
  4. 世界の常識を学ぶー2025年春学期グローバルスタディーズ入門、第1回グループ発表をしました
NEWS

キビコクNEWS

世界の常識を学ぶー2025年春学期グローバルスタディーズ入門、第1回グループ発表をしました

2025年5月30日
  • 教育

全学統一教養科目「グローバルスタディーズ入門」は、グローバルな視点、世界の常識を学びながら、将来、グローバル人材としての基本的思考を確立することを目指す科目です。2025年度春学期の履修学生は、看護学部看護学科、人間科学部人間科学科(理学療法学専攻、作業療法学専攻、心理学専攻)ほか1年生を中心として138名です。

5月26日、グローバルスタディーズ入門の第7回授業がありました。これまで学んできたことを踏まえ、学生たちがグループで調べたことを発表しました。2週間前の第5回授業で、グループ編成(8~12名/グループ)と発表テーマの割り当てを行いました。発表は準備がすべてです。26日までの2週間、各グループはネットや本などで必要な調べをおこない、発表資料を取りまとめ、発表の練習をしてきました。そして、本番では、パワーポイントのスライドを使って、3分間の発表時間でポイントを絞って発表しました。時間オーバーもありましたが、15グループが発表をやり遂げました。

これまで、国境、国家、国際法、国際連合、人権などを学んできました。それらを踏まえ、グループで発表をするわけですが、発表のテーマは、多岐にわたっています。発表においては、チームワークが発揮されました。説明者の個性が前面に出た発表もあれば、チームワークで発表を乗り切ったグループなど、様々でした。発表内容に感心したり、驚きがあり、笑いがあり、楽しくも有意義な90分間でした。

この日の授業を担当した教員の1人、安福先生(看護学科)からは、「各科の専門領域の講義の中では、耳にすることのないテーマばかりであった。が、ここで触れたり、考えたりしていることは(人々の人権や幸福の探求であり)、人々の健康を支える専門職としては理解しておくべきことで、しっかりと学び、活かして欲しい。」と講評がありました。同じく、畝先生(外国学科)からは、「発表することは教えること、教えることは学ぶこと。みなさん(学生たち)にとって、学びの多い授業になったと思います。」とコメントし、学生らの成長に手ごたえを感じた様子でした。

授業を終えた学生たちの感想を一部ご紹介いたします。

●講義の中で先生が話された内容とグループでの学習や発表した内容が重なる部分があり、知識が繋がっていくことを実感できた。
●グローバル化が進む現代、多様性を大切にすることは重要で、自分の価値観や考えが常識とは限らないため、様々な人々の価値観を受け入れて理解できる人になりたいと思った。
●これだけの内容を1人で調べることは大変だが、発表を聴くことで、一気に知ることができ、日常的に触れることのないものから身近なものまでと幅広いテーマで面白かった。
●プレゼンを聴いて「学習シート」に書くのは忙しかったが、大切だと感じた。
●発表スピードが速くて思うようにメモが取れなかったのこともあったので、もう少しゆっくり、かつ、要点をまとめた発表になると良いとと感じた。
●解決しなければならない多くの課題が世界にはあることがわかり、世界のことをもっと理解し、興味をもっていきたい。
●課題発表の準備を通して、話したことのない人ともコミュニケーションを図って学びを深めつつ、交流できたことは、すごく良い体験であり、自分たちの力となった。
●1つのテーマに向けて、他学科との協働での学習は楽しかった。

など、多くの学生が、興味関心をもって主体的に講義に参加していた様子がありました。

また、自分たちで一生懸命課題(作品)を作成した成果に関連するものとして、他者への伝え方伝わり方に関心を示す記述も多く、

●文字の大きさやスライドの雰囲気、声の大きさ・スピード、抑揚など、聴き手に分かりやすく、親しみやすい工夫があると良い。
●発表時は顔をあげ、聴き手の方を向いたり、考えて欲しいことなどを投げかけたりすることも大切である。
●1スライドに、もう少し(適度に)詳しい内容も入れると伝わりやすい。
●スライド・文章作成、発表など役割分担を行ってプレゼンに至ったが、3分以内での発表は難しかった。
●持ち時間3分間はアッという間で、どのように有効に使うか考えながら発表できた。

と、プレゼンテーション技術について、自身と他者の成果物を比較し自己学習を進めていました。