キビコクNEWS
【外国学科】岡輝公民館異文化交流イベントに参加しました
- 外国学科
















本学岡山キャンパスが所在する地域にある、岡輝公民館では、居住する外国人(留学生を含む)と地域住民の交流を円滑なものとするため、外国人居住者にも分かる「やさしい日本語」という講座を実施されてます。その講座の受講生のみなさんから講座で学んだことを実践したいとの要望があり、外国学科有志が留学生と共に協力させていただくことになりました。
10月4日(土)に岡輝公民館を会場として、異文化交流イベント「あなたの国のお月見は?」のイベントが開催され、講座受講生並びに一般参加の子どもさんなどが参加されました。外国学科の留学生(インドネシア、スリランカ、ベトナム、中国)・交換留学生(米国、アイルランド、トルコ、台湾)15名、日本人学生6名の計21名が参加しました。日本人学生は朝から会場等の準備をし、イベントの運営などを担いました。高齢者の生活支援をされているボランティアのみなさんが、お抹茶並びにお月見団子の準備をしていただいたほか、各国のお茶をサーブしていただきました。
冒頭、岡輝公民館から開会のあいさつがありました。そして、世界のお月見を学ぶコーナーが始まりました。国ごとのブースを設け、参加者がそれぞれのブースを回り、お月見の習慣などを学びました。お月見団子をいただきながら、各国のお茶をいただくのは楽しい、得難い経験でした。留学生のみなさんは、日本のお月見を学びながら、自国のお月見の説明をし、楽しい時間を過ごしました。日本の抹茶、中国の「白茶」、台湾の「ウーロン茶」、ベトナムの「ジャスミン茶」、スリランカの「紅茶」をそれぞれいただきました。香りの違い、味の違いを満喫しました。いろいろな話で盛り上がりましたが、「中国の月餅は、北部は小さいが、南に下れば下るほど大きくなる。大きいものは、ラージサイズのピザと同じくらい」という、中国人留学生の話にみなさんが驚かれていました。そして、中国、台湾、ベトナムのみなさんは、お月見には月餅を食べるそうで、文化的共通点がありました。インドネシアではお月見は一般的ではありませんが、中国系コミュニティではお月見をするそうです。
引き続き、参加者を代表してお二人から、岡山の良いところ、見どころ、おいしいものに関するお話があり、留学生たちは興味深く聞き入りました。「母国へのおみあげは、きび団子です!」や、「岡山のフルーツはおいしいです。ぜひ食べてください」には、拍手がわきました。
最後に、おなじみの童謡「月」を、参加者全員で合唱しました。そして、みんなで記念撮影をして終了でした。参加者のみなさんのおかげで、留学生は楽しい時間を過ごし、日本文化を学ばせていただきました。このような機会をつくっていただいた岡輝公民館のみなさんに感謝です。また、抹茶、お月見団子、その他準備を担っていただいたボランティアのみなさんに感謝です。
参加者のみなさんから、「良かった」「楽しかった」「また、やって欲しい」というコメント、声援があり、運営などを担った外国学科の日本人学生にとって貴重な経験となると共に、大きな励みになりました。このような地域のイベントには、外国学科として、今後も積極的に参加すると共に、それを通じた異文化理解の促進を図りたいと考えています。