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【経営社会学科】高梁市の地域文化を“知識”として世界へ発信−「Wikipedia編集体験 in 高梁」を開催(産官学連携)【竹岡ゼミ】

New 2025年10月14日
  • 経営社会学科

▲高梁市図書館を会場に、お集まり頂いた皆様

▲Wikipedia編集について解説する竹岡ゼミの金堀 瑛斗さん、河村 咲弥さん

吉備国際大学では、「地(知)の拠点」として地域社会と連携した実践型教育を推進しています。学生は地域の現場に赴き、行政・企業・市民との協働を通して、課題発見力・構想力・協働的実践力を培っています。こうした活動は、教室での理論学習と地域現場での実践を往還する「越境学習」として位置づけられ、キャリア形成や社会人基礎力の育成に直結しています。

今回、経営社会学科の竹岡ゼミ(竹岡志朗 講師)が中心となり、「地域の魅力を世界へ発信する新たな学びの場の創出」をテーマに、2025年9月28日(日)、高梁市図書館にて「Wikipedia編集体験 in 高梁」を開催しました。

本企画は、地域の歴史や文化をオンライン上で発信し、市民と学生が協働して“地域の知”を共有することを目的とした産官学連携プロジェクトとして実施されたものです。

開催にあたっては、高梁市立図書館(指定管理者:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)との事前調整や当日の運営面で多大なご協力をいただきました。

また、全国のウィキペディアタウン活動で活躍されている伊達深雪氏(『ウィキペディアでまちおこし――みんなでつくろう地域の百科事典』著者)にもご参加いただくことができ、Wikipedia編集の基本から地域発信の意義まで丁寧に教えていただくことができました。

▶︎著作リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4314012021

イベントは、竹岡ゼミの学生(金堀瑛斗さん、河村咲弥さん、西崎来実さん)に加え、経営社会学科1年生の藤井希さん、福田杏梨さん、そして4年生の下岡希空さんも参画し、学年やゼミの垣根を越えて協働しました。

午前11時から始まった現地調査とワークショップは午後5時まで続き、参加者は資料調査や文献確認を行いながら、実際のWikipediaページの編集に挑戦しました。

今回新たに公開された記事は以下の2件です。

初めての項目作成には苦労もありましたが、地域の文化資源を正確に記述し、世界中から閲覧できる形で公開するという貴重な経験となりました。

「Wikipedia編集体験 in 高梁」では、地域文化をデジタル空間に記録する作業を通じて、学生の学修成果として、情報編集力・地域理解力・公共的発信力を高めることに繋がりました。このような地域志向型の学びは、単なる体験学習ではなく、地域課題を自らの学修成果として可視化し、社会に還元する課題解決型のアクティブラーニングを実現します。

プロジェクトメンバーは、今後も加筆・修正を重ねながら、学生・市民が協働して高梁市の魅力を広く発信していく予定です。地域の皆様の温かいご支援とご参加を、心よりお待ちしております。

▲稲荷神社の蔵に保存されていた明治時代の相撲の番付表を写真に収めている様子

▲稲荷神社の調査に際し、境内から写真を収める様子

▲稲荷神社の現地調査に伺い、本殿の天井画を写真に収めました

▲Wikipediaの編集をチームで行う参加者