キビコクNEWS
【経営社会学科】「高梁の魅力をどう作る?ーブランディング目線で考えるー」矢田里菜さん・根本梨香子さんをゲストにお招きしました【新しい公務員論】
- 経営社会学科
吉備国際大学では、「地(知)の拠点」として地域社会と連携した実践型教育を推進しています。学生は地域の現場に赴き、行政・企業・市民との協働を通して、課題発見力・構想力・協働的実践力を培っています。こうした活動は、教室での理論学習と地域現場での実践を往還する「越境学習」として位置づけられ、キャリア形成や社会人基礎力の育成に直結しています。
2026年6月1日(月)15:10〜16:40、「新しい公務員論」(担当:大西正泰 准教授)第8回に、高梁市地域おこし協力隊の矢田里菜さんと、本学OG・シャルム高梁キャプテンで地域おこし協力隊の根本梨香子さんをゲストにお招きし、「高梁の魅力をどう作る?ーブランディング目線で考えるー」をテーマに特別講義を実施しました。
受講生の約半数が留学生という環境の中でしたが、それぞれのゲストの生き方から多くのことを受け取った、熱量あふれる感想が寄せられました。以下、学生たちの声をご紹介します。
【ゲスト紹介】
根本梨香子さん(本学OG・シャルム高梁キャプテン・高梁市地域おこし協力隊)
吉備国際大学を卒業後、福岡・広島のプロサッカーチームで経験を積み、現在は高梁市のなでしこリーグチーム「シャルム高梁」のキャプテンを務めながら、地域おこし協力隊としても活動中。高梁の人々の温かさに魅かれ、故郷でないこの地に戻ってきた。将来はドッグランカフェを開く夢も持つ。
矢田里菜さん(高梁市地域おこし協力隊・吹屋地区担当)
青森県出身。東京・横浜での就職を経て、アイルランドへ語学留学。その後ベトナムやジョージアなど海外で就労。フリーランスとして活動しながら高梁市にお試し移住し、その魅力に惹かれて正式に移住。現在はSNS発信・映像制作・写真などのデジタルスキルを活かして地域の魅力を発信している。
【学生の声 ― 根本梨香子さんへの感想】
「プロ選手×地域おこしに共通しているのは、チームとして結果を出すことだと思いました。明るい挨拶や笑顔など誰でもできるアクションで"可愛がられる力"を培っているというお話が納得感があり、僕も意識して取り組んでいきたいです。」
「火曜から土曜は練習、日曜は試合、休みは週一日だけ。その上で地域おこし協力隊として活動し、地域サロンにも参加されているとのことで、なんてパワフルな人なんだろうと思いました。自分は時間があるのにまだまだだなと感じました。」
「一度地域を離れてさまざまな経験をしたからこそ、高梁の良さや地域とのつながりの大切さを実感したのではないかと思いました。自分の好きなことを続けながら地域社会に貢献している姿に魅力を感じました。」(留学生)
「根本さんは努力と好奇心の塊だと感じました。サッカーの強い学校からさまざまなチームに入り、今も現役で活躍されていることに果てしない努力を感じます。高梁の魅力を伝えるターゲットはどの層なのかという疑問も生まれ、地域おこしの難しさと可能性について深く考える機会になりました。」
「彼女がサッカーを通して多くの経験を積み、その経験を地域社会への貢献に活かしている点に最も惹かれました。情熱と努力があれば何でもできることを改めて実感しました。」(留学生)
「人生はサッカーで、サッカーは人生なんだと思いました。自分の得意なことで勝負することが一番の勝ち道だと聞いて、まず自分の得意なことを考えようと思いました。」
【学生の声 ― 矢田里菜さんへの感想】
「矢田さんの話は内容以前に、話し方のレベルがとても高かったです。キャリアの図を見て、留学やフリーランスなど現代の日本人がよく直面する問題に実際に行動で応えてきた方だとわかりました。見えない不安に抑え込まれて挑戦できずにいた自分にとって、今回の講演の中で一番参加して良かったと思えるものでした。」
「青森県出身で東京で就職、アイルランド・ベトナム・ジョージアと転々としてきた矢田さんがなぜ高梁に住もうと思ったのか、お話を聞く前は不思議でしたが、"地域との関わりが活発だから"という言葉に、地域だからこそ生まれる人との関係や温かさに大きな魅力があることを学びました。」
「SNSや映像制作を通して地域の魅力を発信しているという話を聞いて、自分の好きなことや得意なことを仕事につなげている姿がとても素敵だと思いました。自分の可能性を広げることの大切さを学べた講演でした。」(留学生)
「矢田さんはとても行動力のある方だと感じました。青森から東京、アイルランド、ベトナムと転々としていることに羨ましさを感じました。なかなか思っていても行動できない人の方が多い中で、矢田さんの決断力とコミュニケーション能力に感心しました。」
「高梁にずっと住んでいる人と、矢田さんや根本さんのようにさまざまな場所で経験を積んできた方とでは、同じ高梁でも見え方や考え方に大きな違いがあることに気づきました。外からの目線がいかに大切かを学べました。」
「彼女の率直さと自信に満ちた態度は、これまでの経験から培われたものだと思います。私にとって大きなインスピレーションであり、将来の目標に対してとても前向きな気持ちにさせてくれました。」(留学生)
【担当教員より】
お二人のゲストは、いずれも「よそ者×サッカー」「よそ者×デジタル発信」という、地域の内側では生まれにくいブランディングの視点を体現されている方々です。今回の講義を通じて、学生たちは「高梁の魅力とは何か」「誰に届けるのか」というマーケティングの本質的な問いと向き合いました。留学生も含む多国籍なクラスで、これほど具体的かつ深い感想が生まれたことは、ゲストのお二人の言葉が確かに届いた証だと感じています。
本学では建学の理念に基づき、学生一人ひとりの能力を最大限に引き出し、社会に有為な人材を育成することを目指しています。今後も地域とともに学び、地域に貢献する実践的教育を通じて、学生が社会で力強く活躍できる教育環境づくりに取り組んでまいります。




