吉備国際大学

農学部 地域創成農学科

卒業生インタビューvol.04池田 圭佑さん(2017年卒)

池田 圭佑さん略歴
広島県呉市出身の池田圭佑さんは、現在缶詰工場の経営を中心に、吉備国際大学のフィールド実習の補助や農業にも取り組む多忙な毎日を送っています。今回は池田さんにこれまでの経験や現在の活動についてお話を伺いました。

♦ 淡路島Canned Foods株式会社
 〒656-0012 兵庫県洲本市宇山3丁目10-2D
♦ 会社ホームページ
 https://cannedfoods.hp.peraichi.com
♦ Instagram:
 https://www.instagram.com/awajishima.cannd.foods?igsh=OGQ5ZDc2ODk2ZA%3D%3D

農業と缶詰工場の経営

池田さんが現在育てている作物は、冬のブロッコリーや缶詰加工用のトマトです。しかし、缶詰工場の経営を本格的に始めてからは、農業に割ける時間が減少。現在は農業規模を少しずつ縮小しているとのことです。「缶詰工場は、自分の生産物を生かすための新たな挑戦」と語る池田さん。その挑戦の背景には、広島でのスーパー勤務や淡路島での農業経験がありました。

卒業後、広島のスーパーで販売や産直部門を担当し、農業の魅力に改めて気づいた池田さん。香川と淡路島のどちらで働くか迷った末、淡路島の友人たちのすすめで、大手農業会社に就職。そこで4年間農業を学び、現在の活動へとつながっています。

学生時代の思い出

池田さんは大学1年生の頃、賀集地区に住み、通学には自転車や原付を利用していました。当時の淡路島での学生生活について尋ねると、一期生ならではのエピソードが。「空きコマの時間は空き教室で昼寝ができたんです。一人一部屋なんて贅沢な時期でした」と笑います。また、釣りをする学生も多く、釣り場がどこでも30分以内に行けるという淡路島ならではの環境を懐かしそうに語ってくれました。

休日の過ごし方については「友達の家に入り浸ることが多かった」とのこと。他にも、自転車で洲本市まで足を伸ばしたり、車を持つ友人に乗せてもらい徳島に出かけることもあったそうです。

趣味と意外な一面

「意外と言われるんですが、お菓子作りが好きなんです」と池田さん。最近作ったのはパウンドケーキで、オーブン機能付きの電子レンジを活用しているそうです。お菓子作り以外にも、ドライブや散策がリフレッシュの時間になっているとのこと。

農業の魅力と課題

農業に興味を持ったきっかけを尋ねると、「小さい頃、祖母の庭仕事を手伝ったことが始まりだったかもしれません」と池田さんは振り返ります。一方で、農業には"3K(きつい・汚い・危険)"のイメージがつきまとうことも事実。しかし、「人とのつながりを作りやすい仕事でもある」とその魅力を語ります。

若者へのアドバイス

最後に、受験生へのアドバイスを伺いました。「大学のことをしっかり調べて、自分に合った面白そうな場所を見つけてほしい」と語る池田さん。選択肢を広げることが大切だと熱心に伝えてくれました。

学生時代から現在に至るまで、多くの経験を積み重ねてきた池田さん。その歩みは、一つ一つの選択がつながり、大きな挑戦へと発展していく過程を物語っています。これからも淡路島での活動を通じ、地域や農業界に新たな風を吹き込んでくれることでしょう。