公開講座
地域創成生涯学習講座(2024)
吉備国際大学では、地域の皆様を対象に「地域創成生涯学習講座」を開講しております。 本年度は、「育種」および「植物病理」分野について、全5回開講いたします。
お誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております。
★参加は事前申し込み制、参加費は無料です。
開催当日の午前7時の時点で、特別警報・暴風警報・大雨洪水警報(大雨と洪水の2つ同時)のいずれかが発令された場合、また危険と判断した場合は、公開講座は中止いたします。後日に開催はいたしませんので、ご了承ください。
会場
吉備国際大学 南あわじ志知キャンパス(兵庫県南あわじ市志知佐礼尾370‐1)
C棟 3階 大講義室【第1・2・4・5回】
B棟 3階 B301【第3回】
参加申込方法
☞申込期限:各回開催前日の17時まで
☞申込方法:電話またはFAXにてお申込みください。( FAXでのお申込みの場合は添付のPDFをプリントアウトしてご利用ください )
☎吉備国際大学南あわじ志知キャンパス地域連携センター
(☎0799-42-4708、FAX0799-42-4701)
『電話での受付は、平日午前9時から午後5時、FAXは土日祝も受付可能です』
✉kiu-aw@kiui.ac.jp
☞個人情報の取り扱いについて
取得した個人情報は、個人情報保護の観点から厳重に管理します。また、本講座への登録及び受講に関するご連絡以外には使用いたしません。
内容と講師
第1回:10月8日(火)10:30~11:30(定員40名)
生物の毒
農学部 海洋水産生物学科 教授 氷見 英子
自然界にはさまざまな毒を持つ生物がいます。フグやヘビのような有毒動物 、 トリカブトやドクゼリのような有毒植物、毒キノコ、毒を産生するカビや細菌も存在します。
これらの有毒生物はどのように毒を獲得するようになったのか、また人間はこれらの毒をどのように利用してきたのか、歴史や進化の話も含めてお話しします。
第2回:10月15日(火)10:30~11:30(定員40名)
植物のお医者さんについて
農学部 地域創成農学科 教授 相野 公孝
植物のお医者さんとは、植物の健康や成長をサポートする専門家のことです。彼らは植物の病気や害虫に関する知識を持ち、適切な治療法や予防策を提供します。
また、植物の栄養状態や環境条件についてもアドバイスを行い、植物が健康で美しい状態を保つためのサポートをしています。
第3回:10月25日(金)10:30~11:30(定員24名)
植物に病気を起こす微生物をみてみよう
農学部 地域創成農学科 教授 村上 二朗
植物の病気による農業生産の被害は毎年15%に上り、10億人分の食糧に相当するといわれています。では、どんな微生物が植物に感染するのでしょうか?人の病気と同様に、細菌やウィルスやカビなどがありますが、植物の場合、カビによる病気が80%以上におよび 様々な病気を引き起こしています。このちょっと怖いカビを顕微鏡で観察し、微生物が作り出す不思議な世界を覗いてみませんか!?
レタスビッグベイン病の防除法の開発/イネにおける赤かび病の発生状況とカビ毒汚染の実態調査/キノコ廃菌床を用いた、地域特産農作物の病害防除
学科長・教授村上 二朗むらかみ じろう
- 専門分野:植物病理学、微生物学、分子生物学
- 詳細を見る
第4回:10月30日(水)10:30~11:30(定員40名)
作物改良の過去/現在/未来
農学部 地域創成農学科 教授 桧原 健一郎
スーパーの野菜コーナーには日々の生活に欠くことができない作物が並んでいます。本講座では作物がどこからきて、どのように多様化してきたのかという作物改良の過去/現在を概説するとともに『ゲノム編集技術』など未来の技術についてもあわせてお話します。
第5回:11月6日(水)10:30~11:30(定員40名)
なぜ、植物工場産?
農学部 地域創成農学科 講師 許 冲
少子高齢化問題の深刻化による労働力不足は日本の農業に大きな影響を与えています。省力かつ高品質生産を実現できる新しい農業を始める必要があります。そこで、「植物工場」の概念を導入します。植物工場とは一体どのようなものなのか、そして日本の農業の将来を背負う存在になれるのかどうかなど紹介したいと思います。