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産官学連携ワイン「紫苑」の完成発表会を行いました(農学部)

2022年3月24日
  • 農学部

吉備国際大学農学部と是里ワイン醸造場(岡山県赤磐市)は、3月24日、岡山県高梁産の冬ブドウ「紫苑」を使った白ワインの完成披露を行うとともに、4月からの販売を発表しました。

本学農学部では2017年から、眞山滋志(まやましげゆき)教授(同大前学長)らのグループによる大学ブランド発酵食品の開発プロジェクトを進めており、2018年には吉備国際大学と是里ワイン醸造場によるワインの共同開発がスタートし、その試作品第1号が2019年3月に誕生しました。
以来、改良を続け2020年3月に初の市販化、そして今年3度目の市販化を迎えることができました。

今回は、2021年10月に収穫した高梁市産の紫苑を100%使用し、2018年に同品種から分離した天然酵母(サッカロミセス セレビシー菌)【KIU酵母紫苑】で醸造したものです。今回使用した紫苑は、裂果や腐敗が無く良質なブドウで、発酵温度を15度に保ち、2週間かけて低温発酵させたもので、昨年よりもさらにフレッシュでフルーティー感の増したワインに仕上がっており、130本が製造されました。

アルコール度数は11.5%で、720ミリリットル入り3,300円(税込み)。おかやまフォレストパーク ドイツの森内にある同醸造場の直売店や高梁市内の商業施設にて販売を予定しています。

この日、本学岡山駅前キャンパスにて行われた完成発表会には、友實武則 株式会社是里ワイン醸造場代表取締役・赤磐市長をはじめ吉備国際大学前学長で開発プロジェクト代表者の眞山滋志 教授らが出席し、今年のワインの出来栄えを披露しました。

友實市長は、「紫苑というブドウは甘味も強い良いブドウです。高級ワインとしての地位を築き、販売網を広めて行きたい」とコメント。眞山教授は、「岡山県特産で生食用の主要品種を原料としたことは、生食用ブドウの需要創出および地域農業の振興という観点からも積極的な意義をもつものです」と話しました。