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キビコクNEWS
ブラジル日系社会研修生 充実した研修を終え修了式
2024年8月19日
- 国際交流
ブラジル連邦共和国において日系社会の伝統資源を認識し、修復、保存、活用に関する必要な知識と技術を習得するために来日した、Uchiyama Gamino Sara Megumiさん(サンパウロ市在住)に、研修最終日となった8月16日(金)、岡山キャンパスにて修了証書が手渡されました。
Uchiyama Gaminoさんは、7月29日(月)から、本学岡山キャンパス、瀬戸内市の備前福岡郷土館、吉備ケーブルテレビなど、岡山県内のさまざまな場所で、精力的に研修を受けました。8月14日(水)には、伝統文化を継承するイベントである、備中たかはし松山踊りを体験しました。16日(金)は、このたびの研修のまとめとして、Uchiyama Gaminoさんによる成果発表が行われました。また出席者から、このたびの研修に関する評価や今後のアドバイスが送られました。
Uchiyama Gaminoさんからは、サンパウロの日系コミュニティで、今回の研修の成果を発表し、こうした保存技術があることを皆に周知し、自分とともに活動をしてくれる人を増やしたいといった今後の展望が語られました。また、研修の成果を活かし、日系人の証言をアーカイブ化したい旨の決意表明がありました。
研修の最後に、独立行政法人 国際協力機構(JICA)田中明彦理事長からの修了証書、そして吉備国際大学からの修了証書がAUchiyama Gaminoさんに手渡されました。
17日(土)、Uchiyama Gaminoさんは帰国の途につきました。彼女は今後、サンパウロ日系社会で、今回の研修成果を活かし地道ながらも日系社会資源を次世代に残す取り組みをしてくれるものと、関係者一同期待しています。