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【作業療法学専攻】受賞!大学院修了生が作業療法学会で優秀演題賞を受賞しました!
- 作業療法学専攻
2024年11月9日、10日に北海道で第58回日本作業療法学会が開催されました!
演題数1113題、参加者は3000名超えの大規模な学会でした。また、今回は11月6日から9日までAPOTC(アジア太平洋作業療法学会)という世界学会もあったため、1週間アツイ北海道でした。
教員は、APOTCでワークショップをしたり、日本作業療法学会で大学院説明ブースの出展をしていました。また、学部卒業生や大学院在学生、大学院修了生が学会参加と発表をしており、有意義な学術交流ができました。
さらに今回のビッグニュースは、本学の大学院(通信制)保健科学研究科修了生の田原さんが、1000件を超える発表演題の中から、優秀演題賞を受賞しました!!
優秀演題賞とは、登録された演題の中から、審査員の採点結果が高得点の演題が20題選ばれ、その中から学会委員の中で選考会議があり、優秀な6題が選ばれました。その6題は当日の発表内容と質疑応答をさらに審査され、1題が最優秀演題賞に選ばれます。
田原さんはその上位6題に入った優秀演題賞でした!
発表テーマは、「脳卒中の後遺症を残すクライアントの障害の認識と作業参加の関連性における質的解明」です。脳血管障害になったクライアントが、自身の障害に対してどう感じているかを3パターンに分け、それぞれのパターンの人がどう生活をしているかを明らかにした研究でした。例えば「身体を治そう」というところに視点が向いていると、機能回復のリハビリを一生懸命行い生活の問題を捉えにくい傾向があるというものでした。また、「障害がある身体で生活に馴染めるよう努力しよう」というところに視点が向いていると、生活の中で積極的に工夫し努力している傾向があるというものでした。このパターンはどれだから良いというものではなく、個人の障害の捉え方によって作業療法をアレンジしたほうがよいのではないかという考察でした。
受賞した田原さん、おめでとうございます!
昨年度も本学大学院を修了した斎藤さんが最優秀賞を受賞していたので、2年連続表彰台を飾りました。
学部生卒業生では、初めて発表する2名のポスターの前で写真を撮ることができました!
質問に来た参加者の人達としっかりディスカッションしながら発表できていて、卒業後でも研鑽を積む姿に感銘を受けました。
次の全国学会は香川県です。
次もたくさんの研究発表ができるように、研究・教育に励みたいと思います!