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キビコクNEWS
【理学療法学専攻】健康と幸福への貢献を探求する地域リハビリテーション
2024年11月24日
- 理学療法学専攻
人間科学科理学療法学専攻および作業療法学専攻の必修科目「中山間地域健康増進演習」(1年次開講科目)では、未病への対応を含めた地域リハビリテーション支援の探索や、健康と幸福のための地域(まち)づくりについて考え、学習する機会を提供しています。
講義は受講生へ「あなたが幸せだと思う生活には、何が必要ですか?(どんな条件が必要か?)」という問いから始まりました。
生活は「生きる」を「活かす」時間の積み重ねです。
住み慣れた・気心知れた地域で、できるだけ長く元気に幸せに過ごすためにはどのようなリハビリテーションが必要か?
地域の個人と、多くの人へ健康と幸福を提供するための仕組みづくりの2つの視点を活用して支援を考えていくことが期待されます。
実際に地域で生活している方をお招きして、地域生活における健康上の工夫についてお話を伺いました。
生活習慣、心身機能、気持ちの持ち方、生活の工夫、人とのつながり・役割、将来への備え方、不安なことや嬉しい事、生活のちょっとした要望など、多くのエピソードを伺うことができました。
受講生から地域の方へのインタビューでは、寝具の工夫や服選びのコツ、得意料理は何か?と、非常に面白く豊かな視点が盛り込まれ、回答では生活や健康支援について学習する大切なヒントがいただけました。
教科書では数ページにコンパクトにまとめられる知識の背景には、実に多くの貴重な情報が含まれています。
学習段階に応じて少しづつ実践経験を積み、対象者や社会に向き合い寄り添うリハビリテーション専門職者になってもらいたいなと思います。