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【外国学科】フジワラテクノアート社長の生き方を学ぶ
- 外国学科
4月16日、外国学科3年生必修科目「生き方」の授業に、醸造装置の製造・エンジニアリングでは日本のトップ企業であるフジワラテクノアート(本社:岡山市)の代表取締役社長、藤原恵子先生にご出講いただきました。
藤原社長から、先代社長であるご主人が突然他界されたことが人生のターニングポイントとなって、48歳の時、主婦から会社の社長に就任された経緯をお話しいただきました。子ども時代から社員さんたちとの交流があり、出社初日には「お帰りなさい」と言っていただけたこと、何をしてよいか分からなかったが、まずは社員の話を聞くことから社長業を始められたことをお話しいただきました。そして、主婦だった自分が何ができるか、何をすれば社員が幸せになれるのかなどをいろいろ検討し、少しづつ社内の変化をリードされました。
女性が活躍する職場、出産育児を経ても戻ってこられる職場、社員が家族を含め交流し「大きな家族」のような職場、温かくおいしい昼食が食べられる食堂の設置、女性も男性も同じように出産、育児休暇が取られる制度の導入など。そして、フジワラテクノアートのことに関し学びました。同社の経営においても、主婦出身の社長さんならではの工夫や取組みを教えていただきました。
授業の最後に、藤原先生から次の3点を学生へのメッセージとしていただきました。①人は一人ではない、②何歳になっても謙虚に「学ぶ」姿勢、③自分の「強み」を活かして、常に社会に何ができるかを考える。その上で、素直でいること、いろいろなことを経験すること、課題や問題から逃げないことを大切にしてもらいたい。社会で生きるには、努力+人間性が大切です、と。
質疑応答においては、5名の学生が積極的に質問、コメントをしました。主婦から社長になられて何が一番大変だったですか?女性が輝ける職場で、ぜひ自分も働きたいです。一人から環境つくりを始められる会社は素晴らしいと思いますが、社長として常に意識されていることは何でしょうか?留学生もフジワラテクノアートに就職できますか?インターンシップはありますか?など。
外国語学部外国学科では、「先達に学ぶ、人生のより良い『生き方』」をテーマとし、これまで日本を創ってきた人々、豊かで平和な社会を築いてきた人々の<生>の声を聞き、学生一人ひとりが、この国や社会のためにできることは何か、また自らが幸福な人生を送るために何をすればよいのか…など、それぞれが自分のあるべき将来について考える。そうすることで、今の自分を見つめ直すことができるようになる。また、自分の<志>を確認できるようになることを目標に、外国学科3年生の必修科目として「生き方」を開講しております。