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【外国学科】中国ブロック・ユネスコ活動研究会in倉敷に学生が登壇
- 外国学科
11月8日(土)、倉敷市芸文館において、「2025年度中国ブロック・ユネスコ活動研究会in倉敷」が開催されました。このプログラムには、ユースセッション「若者が考えるまちづくりの未来」があり、3つの分科会でグループ討議があり、吉備国際大学外国学科の学生並びに留学生3名が参加し、議論に貢献しました。あわせて、県内の高校生や大学生と交流ができました。
大会プログラムの最後に、パネルディスカッション「ユネスコの視点から若者と考えるまちづくりの未来」が企画され、ユースセッションの3分科会のファシリテーターが、各分科会での討議結果を報告しました。報告について、コメンテータ―5名からのコメント、質疑応答がありました。それに続き、倉敷ユネスコ協会が進めている若者を中心としたプロジェクトの進捗報告がありました。「倉敷美観地区における外部資本店舗のインパクト」、「矢掛のまちづくりの未来」、「備中とと道の観光資源化」について、高校生、大学生のリーダーから口頭発表がありました。コメンテーターからのコメントと質疑応答で、プロジェクトの実施内容の確認、今後の方針などが明確化されました。
その中で、「備中とと道」のリーダーを担っている外国学科3年生の平賀一太君が、道のはたす役割を「人や物をつなぐもの」と位置づけ、「備中とと道」(2023年度ユネスコ未来遺産)を観光資源化するためには、とと道が広く、多くの人たちに「愛される」必要があると訴えた。とと道をこよなく愛する人たちを増やす必要がある。とと道は、笠岡から備中高梁の吹屋に、新鮮な魚を運んだ。60年前、吹屋の衰退とともに使われなくなり、草が生い茂り、ルートが分からなくなっていた。残念に思っていた、とと道沿道の有志のみなさんが、協力し草刈りをして、とと道を復活されました。「100年後の子どもたちにつなぐために」という思いで作業をされたそうです。その熱意、思い、こだわりが、とと道の復活につながりました。現在は、「備中とと道トレイル推進協議会」を設立され、活動されています。平賀君たちのプロジェクトチームが今後、どのような提案をするのか、楽しみです。
なお、大会の締めくくりとして、「倉敷からのメッセージ」(7項目)を平賀君が読上げて、大会は終了しました。




