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【教育】世界の常識を学ぶー2025年度秋学期グローバルスタディーズ入門、第1回グループ発表をしました
- 教育
全学統一教養科目「グローバルスタディーズ入門」は、グローバルな視点、世界の常識を学びながら、将来、グローバル人材としての基本的思考を確立することを目指す科目です。2025年度秋学期の履修学生は、経営社会学科、スポーツ社会学科、アニメーション学科の1年生を中心として98名です。
11月24日、グローバルスタディーズ入門の第7回授業がありました。これまで学んできたことを踏まえ、学生たちがグループで調べたことを発表しました。2週間前の第5回授業で、グループ編成(4~5名/グループ)と発表テーマの割り当てを行いました。発表は準備がすべてです。24日までの2週間、各グループはネットや本などで必要な調べをおこない、発表資料を取りまとめ、発表の練習をしてきました。そして、本番では、3分間の発表時間で、パワーポイントのスライドを使って、ポイントを絞って発表しました。時間オーバーもありましたが、20グループが発表をやり遂げました。
これまで、国境、国家、国際法、国際連合、人権などを学んできました。それらを踏まえ、グループで発表をするわけですが、発表のテーマは、多岐にわたっています。発表においては、チームワークが発揮されました。説明者の個性が前面に出た発表もあれば、チームワークで発表を乗り切ったグループなど、様々でした。発表内容に感心したり、驚きがあり、笑いがあり、楽しくも有意義な90分間でした。
最後に、本授業の担当教員である畝先生(外国学科)並びに木村先生(アニメーション学科)から講評がありました。「短い期間でよく調べ、発表の準備をしたことが、良く分かった。素晴らしかった!」と良いコメントがあった一方、「もう少し読み上げ練習を徹底していれば、もっと良い発表になった。惜しかった。次回の発表に期待します。」との辛口コメントもありました。
学生たちは、このグループ発表を通じ、学びあいの楽しさ、グループでやり遂げた達成感、発表自体の楽しさを学びました。発表することは教えること、教えることは学ぶこと。学生たちにとって、学びの多い授業になったと思います。
授業を終えた学生たちの感想
- 今回は私たちのグループは「人種差別」について扱ったが、自分が持っていた認識よりも遥かに難しい問題だとわかった。人種差別は現在も続いており、差別をなくすためには、自分たちが日常の中で相手を尊重し、様々な文化や価値観にふれ、ネットなどの情報を詳しく見極めることが重要であることがわかった。
- 今回の発表を聞いて、アラブの春など、名前は聞いたことがあるが、自分では具体的には説明できない問題について詳しく知ることができた。また「南極大陸は誰のものなのか?」という普段考えたこともないようなトピックもあり、とても面白かった。
- 今回の発表の中でUNHCRについての発表に一番興味が湧いた。日常生活では難民問題を身近に感じることが少ないため、普段想像できないような厳しい環境で生きている人が世界中に多く存在することに衝撃を受けた。UNHCRが支援を行っている難民の多くは、最終的に母国に帰ることができるのかが気になった。
- 今回の発表を通して、自分自身は何不自由なく暮らしている一方で、世界では真逆の生活をしている人がいることを改めて知った。普段から、一つ一つの暮らしを当たり前と思わず、しっかりと意識をして過ごすべきだと感じた。




