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【作業療法学専攻】特別養護老人ホーム「グリーンヒル順正」と連携した園芸療法
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2025年12月1日
- 作業療法学専攻
当大学の連携施設である特別養護老人ホーム グリーンヒル順正(高梁市松原町)では、作業療法学科教員が2013年から園芸療法の実践に関わっています。
今年度は、13年続く園芸療法をさらに発展させ、入所高齢者の社会参加を支援する新しい取り組みとして、「手作り梅ソーダの地域への振る舞い企画」を実施しました。大西ゼミのフリーコーヒーとコラボさせていただき、とても賑やかな時間となりました。
今回の企画では、まず園芸療法ゼミの学生が7月に梅を収穫。その後、施設に戻り、ゼミ学生・高齢者・職員が協働で梅の仕込みを行いました。この共同作業が世代を超えた交流の機会となりました。高齢者の方々が毎日、梅の変化を見守り、約半年後の11月、シロップが完成。
これを記念し、高齢者の方々を大学に招き「梅ソーダの振る舞い会」を開催しました。
普段、社会とのつながりが希薄になりがちな入所高齢者の方々にとって、この日は特別な体験となったのではないかと思います。ご自身で作った梅ソーダを大学生に「どうぞ」と笑顔で手渡す主体的な行動が多く見られたことは、役割を持つことによる「生きがい」の再認識という園芸療法の効果を示すものでした。また、大学生にとっても、高齢者の方々の主体性や施設の役割を深く理解する貴重な体験学習の機会となりました。
今後も、園芸活動を通じて、入所高齢者の方々が社会とつながり、いきいきと生活できる機会を継続して創出していきたいと考えています。
【学生からのコメント紹介】
- 梅シロップの甘さがちょうど良く、炭酸との割合も飲みやすかったです。
- 炭酸自体は苦手だけど、梅が美味しくてガブガブ飲めちゃいまいた!うめ!
- 一梅を育てて、シロップになるまでの過程での努力が積み重なって生まれたのだと感じた。
- また、高齢者の方の笑顔を見て私も嬉しくなると同時に、元気をもらいました。
今回、梅ソーダを飲みに来てくださった皆様、高齢者の方へのThank youカードを書いてくださった皆様、ありがとうございます。
次回も、開催できたらな〜と思います。




