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【経営社会学科】 教育情報誌『教育PRO』に、本学・大西正泰先生の記事が掲載されました
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2025年12月7日
- 経営社会学科
▲『教育PRO』2025.11.18号 表紙
- 教育情報誌『教育PRO』において、大西正泰先生の特集記事「『境界を越える大学』吉備国際大学の挑戦:フリーコーヒーからジビエまで−地域とつくる学びの最前線−」が掲載されました。『教育PRO』は、教育現場や学校経営・学校改革を主なテーマとする定期刊行誌で、発行元はERP教育研究所(株式会社ERP)です。同誌は教育政策、生徒指導、進路支援などの課題を幅広く扱い、学校現場の「今」の論点を提供する専門誌として位置づけられています。
- 購読者層は中学校・高等学校関係者を中心に、教職員、経営者、行政担当者、塾・予備校関係者など、幅広い教育関係者を対象としています。
- 今回の特集では、「地域とともに育つ大学」という本学の教育姿勢が紹介されました。記事では、まず高梁キャンパスで大西先生が開始した「フリーコーヒー」活動が取り上げられています。
- フリーコーヒーの目的は単に「無料で配布すること」ではなく、コーヒーを媒介に、学生が自ら声をかける勇気や相手を知る楽しさを獲得することにあります。
学生にとって、「どこから来たのですか?」「なぜ大学に来られたのですか?」と地域の人々に自然に話しかけられる経験は、教室だけでは得られない学びの機会となりました。こうした実践を通じた教育効果が、全国の高等学校関係者にも広く紹介されたことは、本学の取り組みを知っていただく良い機会となりました。
▲『教育PRO』8-9頁「『境界を越える大学」吉備国際大学の挑戦」としての特集記事全文
- 原稿の後半では、志和キャンパスで展開されている農学部学生の地域課題解決学修が紹介されています。学生猟友会「チーム追山狩部」は罠猟免許を取得し、島で深刻化するイノシシ・シカの獣害対策に取り組んでいます。捕獲した獣を廃棄せず処理・加工し、ジビエ料理として付加価値を創出するなど、六次産業化のモデル事例になることを目指しています。
- また、担い手不足と獣害により絶滅寸前であった淡路島固有柑橘「ナルトオレンジ」の復活にも学生と地域が挑戦しています。その成果として、「なるとオレンジサイダー」「なるとオレンジと昆布のおつくだに」などの新商品が誕生したエピソードも掲載されています。
- 全国的に人口減少と産業縮小が課題となる中、吉備国際大学は「地域とともに育ち、地域を支える大学モデル」をめざしています。
- 学生が企画し、地域に踏み出し、社会の課題を自ら考えて取り組む学びの環境を整えることで、教育成果が地域の変化につながっています。
- 「学生一人ひとりの持つ能力を最大限に引き出し引き伸ばし、社会に有為な人材を養成する」を建学の理念とする吉備国際大学では、地域課題を学びの材料に変え、学生の挑戦が地域の未来をつくる、それが本学が体現する教育の姿です。




