吉備国際大学

外国語学部 外国学科

卒業生インタビューvol.02井谷 侑汀さん(2017年度卒)

 外国学科の卒業生は多くの業界で活躍しています。中学校の英語教員、ホテルスタッフ、商社員、メーカーの海外事業部員、流通系の会社員、銀行員など、さまざまです。2025年4月26日、その中でも異色の卒業生、井谷 侑汀(いたに ゆきな)さんにお話を聞きました。

現在、大阪・関西万博が開催中で、多くの入場者が来場されているとの報道があります。その中で、井谷さんは、この万博を運営している公益社団法人2025日本国際博覧会協会で勤務されていると伺いました。どのような仕事をされているのでしょうか?

私は今の協会には、2022年4月から勤務しています。派遣開始から現在まで総務担当として協会職員のサポート業務を担当しています。たとえば、ネットワーク環境を整備したり、オフィスを用意したり、備品を発注したり勤怠関係の処理など業務は多岐にわたります。1,000名ほどの大所帯ですので日々様々な問合せの対応をしています。地道で地味な裏方の仕事にはなりますが、「総務がいなければ職員が気持ちよく仕事ができない=万博成功につながらない」と思って取り組んでいます。開幕式と開幕日には運営のお手伝いをするなど、時には直接来場者と触れ合う機会もありやりがいは感じています。

開催が近づくにつれ職員の増員もあり仕事も徐々に忙しくなりました。博覧会協会は、協会職員のみならず、委託職員、出展関係者、業者さんを入れると膨大な数の関係者で運営されている万博です。協会というバックオフィスで、自分のミスが、万博でのトラブルが起きないよう、最大限の注意を払って業務に取り組んでいます。

吉備国際大学の卒業生が万博に貢献されていることは素晴らしいことですが、日本国際博覧会協会で働くきっかけは何だったのでしょうか?

2018年3月、私は吉備国際大学外国語学部外国学科を卒業しました。大学で学んだ英語コミュニケーション力、知識や技術を活かすべく就職活動を行いました。そして、美作市にテストコースを有する住友ゴム工業に入社することができました。新入社員研修を経て、同社の岡山タイヤテストコース 第三実験部で、外国からの来客対応やメール対応など、5年ほど仕事をしておりましたところ、「日本国際博覧会協会で働きたい社員募集」と社内公募がありました。貴重な機会であるため、チャレンジしようと考え、応募しました。住友ゴム工業に身分を置いたまま、博覧会協会に出向することになりました。協会での仕事が終われば、住友ゴム工業に復帰することになっています。

外国学科で学ばれたわけですが、社会人になって活かされている学びは何だったのでしょうか?

大学では、英語コミュニケーション、生き方、日本文化もしっかり学びました。英語のネイティブ教員と話せる環境が整っていたのが良かったです。そして、留学はリトアニアのシャウレイ大学に交換留学しました。同大学の学生たちに、習字や日本語を教えて交流したことが懐かしい思い出です。誰とでも話せる、コミュニケーション能力が身に付いたと思います。これらの経験を通じて、母国の文化をしっかり学んでおく重要性も学びました。住友ゴム工業での業務、そして、現在の博覧会協会での業務に大いに活かされています。

外国学科で学ばれていた時の印象的な思い出、出来事はなんでしょうか。

外国学科の強みとしては、先生と生徒の距離が近いこと、そして、多言語や海外のことだけ学ぶのではなく、「日本」について学ぶことだと思っており、日本文化に関する講義が多かったのが印象的です。

留学先では日本や、地元のことについて聞かれたり、実際に文化や日本語を教えたりという機会が多く、学んでおいてよかったと感じました。

外国学科ではシーズンごとにパーティーがあり、そこでは積極的に留学生や先生方と交流をして、自身のコミュニケーション能力や語学力向上につなげることができたと思っています。

これからの夢や抱負を教えてください。

現在は博覧会協会で仕事をしていますが、いずれは住友ゴム工業に戻ります。どこの部署に配属されるのかは全く未定ですが、外国学科の1期生、テストコースでの仕事、博覧会協会での仕事の経験を活かし、チャレンジングな課題に取り組みたいです。タイヤ業界の専門知識と技術を徹底的に学び、プロとして活躍したいです。そして、いつかは海外勤務をしてみたいとの夢を持っています。