吉備国際大学
FACULTY

農学部 地域創成農学科

学科の特徴

学びのポイント

6次産業化に必要な総合的知識が
身につく教育プログラム

農作物の生産から食品加工・農業経営まで、農業・食品の一連の流れをすべて学べるカリキュラムとなっています。最初の2年間ですべての分野を一通り学び、3年次以降、最も興味を持った分野に配属してより高度な知識・技術を修得します。

地域創成を担うリーダー養成

理系分野(自然科学)と文系分野(社会科学)が融合した、農学系では日本に一つしかない学科です。幅広い学術分野を学ぶことで、広い視野と深い洞察力が身につき、卒業後にさまざまな業界で人々や組織を引っ張っていくリーダーを養成します。

食品化学的理解に基づく食品加工の
知識と技術

食品を科学的に分析し、食品製造加工の知識と技術を正しく理解する力を養います。その上で、食品の製造加工方法の基本論理、問題点、改善点、食品管理に関わる法規等を学び、食品製造加工に関する確かな知識と技術を身につけます。

新たな醸造関連食品の創出(新商品の開発)

実習や卒業研究を通して新食品の開発に挑戦します。例えば、南あわじサボテン酒といった酒類。地域の酪農業と連携したヨーグルト、チーズなどの乳製品。新味覚の味噌、醤油などの醸造食品。醸造食品素材を利用した和菓子や洋菓子など。

農業の生産・加工・経営を トータルに学習

「生産(1次)」から「加工・製造(2次)」に「流通・販売(3次)」まで6次産業をトータルで学び地域に食をリードできる人材を育成します。

6つのコースを横断的に幅広く学ぶことも、関心の強い1つのコースを徹底して学び、真理を追究することも、学び方は自分に合わせ、人それぞれです。

淡路島がまるごとキャンパス

豊かな自然と歴史を持つ日本有数の農業生産地で、
“本物”の農学を学び学生生活をエンジョイしよう!

我が国有数の農業生産地である淡路島で本学科が展開する2年間の「フィールド実習」や「南あわじ農業学(施設見学を含む)」などの教育プログラムは他大学にない特徴であり、“本物”を学ぶことができます。また、「鳴門のうずしお」などの豊かな自然や「人形浄瑠璃」などの伝統文化に恵まれた淡路島で学生生活をエンジョイしましょう。

実習農場はキャンパスから車で5分

動画のサムネイル
実習農場はキャンパスから車で5分の距離にあります。実習科目(フィールド実習)では、学生は大学のバスに乗って、キャンパスと農場を往復します。キャンパスから近いため、栽培や育種、植物保護の実験などでもキャンパスと農場を往復する場合でも、非常に便利です。

最新の実験機器で学ぶ

微生物培養装置

大容量の微生物の培養に用います。温度などの培養環境を管理することで効率的な目的物質の生産や微生物の代謝をモニタリングすることができます。連続発酵で作られるお酢はこれをさらに大きくした装置が使われています。

テクスチャーアナライザー

旨味や苦味といった味は食べ物の美味しさを決めるのに重要ですが、五感の一つである触感(食感)も美味しさの大事な要素です。この装置は、プリンや米、肉といった食材の硬さや粘性、弾力性を測定することができます。

LC-MS/MS

食材に含まれる微量成分を調べることができる高性能装置です。目的成分がどのような形をしているのか、構造解析ができる優れものです。醸造によって作られる機能性成分の量やその構造を調べることができます。

地域創成農学科のここに注目

動画のサムネイル

フィールド実習

地域創成農学科では、フィールドで作物を栽培することから始まります。春夏作ではトマト、ナス、スイートコーン、オクラ、ピーマンなど栽培します。人気の作物はスイカで、最後の実習で試食をします。秋冬作では水稲の収穫、はくさい、レタス、ダイコン、カブなどを植え付けします。とれたてのお米は、とても美味しいです。

植物工場

完全閉鎖型植物工場と太陽光利用型植物工場の2つの施設があります。完全閉鎖型植物工場は人工光を用いて外部から隔離して作物を栽培します。レタス、ほうれん草の栽培を行っています。太陽光利用植物工場は4棟あり養液栽培、養液土耕栽培で、トマト、イチゴなどを栽培しています。もちろん、植物工場での実習もあります。