キビコクNEWS

4月21日(金)3時限目、外国学科では、4年生対象の「人間行動研究」がありました。日本語は禁止で、授業をすべて英語で行う『All English』科目です。今回が今年度第3回目の授業でした。米国並びにオランダからの交換留学生2名、ベトナムからの正規留学生1名、日本人学生6名が受講しています。中でも留学生3名がこの授業を盛り上げています。

この回は、冒頭、担当教員（畝先生）が前回授業の簡単な復習を行い、ベトナム人留学生と日本人学生のペアが、Human Body（人体）に関するプレゼンテーションをしました。細胞、組織、器官の種類と機能を説明し、ひとつの例として、消化器を取り上げ詳細な説明がありました。その後、栄養バランスについて説明がありました。交換留学生から、「素晴らしい」との賛辞があり、発表した学生2名は大喜びです。引き続いて、いくつかの質疑応答をしました。質疑応答を通じて、より深く内容が理解できます。

栄養バランスを学んだので、これをもとに全員でワークをしました。ホワイトボードに、前日の夕食で食べたものを書き、栄養の要素ごとにバランス良く摂取できているかどうか確認するワークです。Fruits（果物）、Vegetables（野菜）、Grains（穀物）、Protein（タンパク質）の要素ごとに、摂れているものには○、摂れていないものにはXを付けてもらいました。学生同士助け合いながら、楽しくホワイトボードに記入していきます。笑いが絶えません。

その後、ひとりひとり前に出て説明をしてもらいました。自宅通学生はバランスのとれた食事です。自炊をしている学生もバランスが良い食事です。一方、「今日も牛丼でした」など、アパート暮らしの学生の食事は偏っているようです。圧巻は、交換留学生の発表です。まず、オランダからの留学生は、インスタント・ラーメンにチーズをかけて食べたとのこと。「えーーー？！」との反応があり、オランダ人学生から、「韓国の留学生に教えてもらった」「ヨーロッパではチーズを沢山食べるのだ」などの説明がありました。米国人学生は、正直に言いたくはなかったようですが、「フライドチキン、アイスクリーム、ソーダ」だったそうです。その学生は普段、栄養バランスを意識し、ちゃんと料理をしているそうですが、前の晩は、少々ホームシック気味で、スーパーに行ったら、フライドチキンがあり、大好きなアイスクリームがあったので、衝動買い。故郷を思い出しながら食べたと説明があった。フライドチキン＋アイスクリームは、ソールフードだそうです。ハンバーガーではないのか？との突っ込みがありましたが、「フライドチキンです！」と断言していました。みんな大笑いです。

プレゼンテーションの準備では、交換留学生2名と正規留学生1名が日本人学生をサポートしてくれます。質疑応答やディスカッションでは、留学生達がリーダーシップを発揮します。その積極性を日本人学生が学んでいます。楽しく学んでいます。次は何が起きるのだろうか？金曜日の授業が楽しみです。