キビコクNEWS

11月9日（土）、岡山心理学会第72回大会が「ひらた旭川荘」で開催され、本学の学生も研究発表に臨みました。

他大学や一般会員からも多くの研究が発表され活発なディスカッションが展開された中、大恵彩伽さん（心理学科卒→大学院心理学研究科2年）が発表奨励賞を受賞しました。

発表題目は「生活困窮家庭への食糧支援が養育者の心理に及ぼす影響：継続的調査結果からの検討」（大恵彩伽・藤原直子・栗田喜勝の連名発表）です。この研究は、本学園ボランティアセンターが実施している食糧支援事業（順正デリシャスフードキッズクラブ）の利用者の皆様にアンケート調査を行い、支援による心理的効果や今後の課題を検討した研究です。研究内容とともに、大会における大恵さんのプレゼンが高く評価されての受賞となりました。

受賞者　大恵さんのコメント

この度は栄えある発表奨励賞を頂戴し大変光栄に思うとともに、身の引きしまる思いです。発表にあたりご指導いただきました指導教員の先生をはじめ、調査にご協力下さいました利用者の皆様、食糧支援を実施している行政機関等のご担当者様、そして順正学園ボランティアセンターのスタッフに心より感謝申し上げます。

本研究が、生活困窮家庭や支援活動への理解を深め、今後の支援の充実に繋がることを心から願っております。私も、今回の受賞を励みに更に研究や勉強に取り組み、心理師として地域の皆様のお力になれるよう努力してまいります。

心理学科（2024年度からは人間科学科心理学専攻）では、心理的支援によって「人を支える人になる」ことを目指すとともに、心理学に関する学術的な研究にも学生全員が取り組んでいます。