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【3年新田鈴奈さん考案!】 「リアル掲示板」:温かな繋がりを広げる新しい交流の場
- 経営社会学科
この度、吉備国際大学の学生が考案した新規プロジェクト「リアル掲示板ーあたたかなつながりを広げるー」が始動しました。本プロジェクトは、高梁市が主催する「高梁みらい共創チャレンジ2025」に採択された事業の一つであり、その中心となって活動しているのが、社会科学部経営社会学科の新田鈴奈さんです。
新田さんが生み出した「リアル掲示板」は、現代社会において失われつつある「温かな繋がり」を再構築し、地域やキャンパスの活性化を目指す画期的な試みです。
<リアル掲示板とは?そして、新田さんの「想い」>
「リアル掲示板」は、吉備国際大学の学生会館KIUB 2Fにて12月1日よりスタートする”オフラインの掲示板”です。
新田さんがこのプロジェクトに取り組む理由は多岐にわたりますが、根底にあるのは「人々の交流を促進したい」という強い願いです。
1. ”サードプレイス(第三の居場所)の提供”
この掲示板は、家庭や職場・学校とは異なる、”安心して相談できる場”、あるいは誰もが自分の知識や経験を誰かの役に立てる”喜びを感じられる場”としての役割(第三の居場所の役割)を果たすことが期待されています。
2. ”SNSに依存しない交流文化”
デジタル化が進む現代において、あえて”SNSに依存しない交流の促進”を目指しています。顔が見えないオンラインではなく、掲示板を介して「温かな交流」を生み出すことで、やがてそれは「温かなつながりのある町づくり」へとつながっていくことを展望しています。
3. ”地域活性化への貢献”
新田さんは、この事業を通じて、最終的には地域活性化に貢献したいと考えています。採択時の説明では、掲示板を活用して地域住民などが交流する場を作り、「温かな繋がりを広げる」ことを目指す事業だと紹介されました。将来的には、掲示板を商店街や駅前、図書館などにも設置し、より広域へ活動を拡大していく展望を持っています。
<どのように参加できるのか?>
この掲示板は、大学の学生だけでなく、地域の方々も巻き込んだ他学部科、”多世代の交流”を生むことが期待されています。
参加方法は非常にシンプルです。
- * Step 01 用紙を取る:悩み事、情報発信、仲間募集など、目的に合わせて用紙を選びます。
* 例えば、「悩みを聞いて!」「お悩み解決します!」や「助け合い広場」といったシートがあります。 - * Step 02 記入:備え付けの筆記用具を使い、自分の気持ちを言葉に綴ります。
- * Step 03 記入済みBOXに投函:ベストアンサーの景品を受け取りたい場合は、連絡先を記載しているか確認してから投函します。
また、継続して掲示板を見に来ることで、「前より人のつながりが深まっている」ことを視覚的に楽しむことができ、参加者が増えるにつれて、フリー投稿、おすすめ紹介コーナー、つながりマップといった多様なコンテンツも展開されていく予定です。用紙を使わず直接書き込むコーナーもあり、気軽に誰でも参加できます。
<今後の展開>
この「リアル掲示板」プロジェクトは、採択事業として支援金を受けており、材料費や運営費として活用されます。プロジェクトの支援期間は2月末までとなっており、3月には最終報告が予定されています。
新田さんの「温かな繋がりを広げたい」という強い思いが詰まったこのオフラインプロジェクトは、学内から地域へと拡大し、新しい交流文化を生み出す”第一歩”となるでしょう。




